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おけいこ [茶道]

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障子を開けて風が入ると気持ちのよい気候になるました。少し汗ばむ。風炉は少し客よりはなれているせいか、釜の熱は感じない。やはりおもてなしの心が形になっている。花入れの中は矢筈ススキ、源平下野。お干菓子はご製が亀屋良永、ご銘は大原路 あじさい。主菓子ご製は同じく、ご銘は流れ水、青梅、あじさい。お干菓子にしても主菓子にしてもやはり京銘菓といわせる、あじ、風情けしきを感じる。さりげないなにげない、美しいあじ、歴史と伝統に磨かれてこそ今この味この形なのだろう。この菓子があるからまた一保堂の茶もまた見事な味とかおりを見せ付けることが出来るのだろう。お点前さんたちの腕も光ろうというもの。今日の雲門の昔は、一保堂の喫茶去より美味い。点てだしもでもいいが、やはり茶室で戴くお点前には遠く及ばない。美しいお点前さんが点てるお濃茶、人もまたその年輪の中で磨かれて居るのだろう雲門の昔に負けてはいない、みごとである。


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churaumi

一服のお濃茶をいただく
茶室の時間の流れに身をおく
五感の知る精神性に
伝統の深さを喜ぶ
いま在るを感謝
by churaumi (2008-11-02 20:45)