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パティスリー&ブーランジェリー HARU [食文化]

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東陽町にひとつ洋菓子店が開店した。モンサンクレール パティシエ辻口博啓師の愛弟子の出店である。師の作品に対する情熱、上質を追求する思を形にしている。開店して随分たっている。評判はいいようだ。東陽町という町柄、上質な洋菓子、朝食のパンなどより自然な質の高いものを提供することが下町っ子に愛されることであろう。シェフの求める自然な食材による上質な パティスリー&ブーランジェリー 。この町でたくさんのご贔屓さんができることだろう。江東区役所真向かいのちいさなお店である。わざわざ出かけていって食べることの出会いがあっていい。


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少しまえ29/7/24に日本テレビnews every に同店が出ていた。シャインマスカットのレポートの中で同店店頭のお菓子が写されていた。上品な甘さのシャインマスカットがのっているプレミアムタルト。店頭でご婦人が注文している相手はシェフご夫妻である。シェフのチーズケーキは絶品である。男性諸氏是非出かけてみてはどうだろうか。男も唸らせる上質な洋菓子である。知っていてもいい。


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日テレ放送画像

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日テレ放送画像

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日テレ放送画像


食は人に限らず生まれてくるものにとって大切である。食べること。麦と米、ジャガイモなどが主食。永遠であろう。足りて生まれる文化。洋の東西を問わず人の誇りである。和菓子、洋菓子。この国にでは二十四節気にあわせた食べるものが出る。都では食べるものを考える必要がないと言われる。二十四節季の中に生きているからだろう。来る茶会の主菓子、お干菓子もまた季節の中にある。秋は都が美しく装う。松屋の主菓子小芋、お干菓子初雁、観世水とお抹茶が待たれる。席主と松屋の親父さんがもてなしの、一期一会の、この日のためにつくる。この季節その食籠に盛られて見事な落ち着きをみせることだろう。美しい社中さんのお運びが待たれる。この日の連客のためにだけにあるおもてなしである。一期一会。有り難いことである。


洋菓子もまた季節の豊穣を見せてくれる。テレビ局取材のサンシャインマスカットののるケーキもそうである。。シェフのお好みである上品な甘みがある。私はチーズケーキが好みです。シェフの作るレアチーズケーキが好きです。自分でもシェフの出版したリュバンチーズワールドの濃厚チーズケーキ本を片手にチーズケーキを作ります。わざわざ出かけていくときは、いろいろなチーズケーキを求めます。贔屓筋の男性諸氏も一緒であろうか。季節の果物の載るパティスリー。この店で二十四節気の風にふかれていたいものである。


〒135-0016
東京都江東区東陽5-31-22 大興ビル1F
03-6458-7223

東京メトロ東西線東陽町駅下車 北へ五分 深川高校まえを北へちょっと
スバル江東店北隣  江東区役所真向かい 


シェフの著書
リュバンチーズワールドの濃厚チーズケーキ
http://lifeworkfirm.blog.so-net.ne.jp/2015-12-27


シェフのホームページ Patisserie&Bourangerie HARU 
https://www.haru-patissier.com/


NHKBS プレミアム極上スィーツに出演
https://lifeworkfirm.blog.ss-blog.jp/2019-12-03


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churaumi

先月ここHARUのスイーツを25個買った。持ち帰りは、江東区役所前からバスに乗った。八重洲の南口から新幹線に乗った。B席に鎮座。文句もなくのぞみの人である。感謝しております。HARUのスイーツは富士山を見たのでした。京都で下車。市バスに乗って門跡寺院までの旅。満員でしたが一席占領、みんな優しかった。感謝しています。新年の挨拶の後、受付で記帳というより筆による達筆を披露。おもむろにお水屋見舞いとして、なぜか受付の皆さんでと。偉い先生にこびを売ってしまいました。時々祭事の時は水屋のお手伝いをしていますが、なんと一番偉い先生はシュークリームが大好物とのこと知りました、大当たりでした。松屋藤兵衛の和菓子とお薄を飲んでいる先生方が洋菓子である。初めての水屋見舞いではなかろうか。一席終わっておいしかったと挨拶の山。のぞみの運転手と都バスの運転手と京都市バスの運転手さんに感謝しています。形が崩れてませんでした。ここHARUのスイーツが700キロメートルの旅をしました。
by churaumi (2018-02-04 18:07) 

churaumi

この国には春夏秋冬美しい季節の変化があります。昨日は立春。24節気の始まりです。日々の暮らしに、生活の中で楽しみたいものです。とりあえず晩飯のおかずを考えよう。魚屋さんと八百屋さんとHARUにいって、旬を求める。ちょっと気を遣って思いやり。

東風ふくや 耳現るる うなゐ髪       杉田久女

蕗の薹
ゆでた蕗の薹をすりつぶして赤味噌または白味噌をまぜ、砂糖とみりんを少々。
by churaumi (2018-02-05 15:46) 

churaumi

旬の魚介
白魚(しらうお)
白魚の旬は1,2月の川へ上る頃。にぎり寿司のネタに合い。甘みと苦みが相まって旨し。千葉県九十九里の北端にある飯岡町のしらし干しが名物。お銚子一本同伴で。どうか。
by churaumi (2018-02-10 09:47) 

churaumi

春告鳥 鶯のさえずりを聞くと春だなと思います。少し散策すれば出会います。ちょっとお出かけしてはいかがですか。ホーホケキョ。 ケキョケキョと鶯の谷渡り。
都では蕗の薹の味噌和えお店にも、ご飯の友に美味しいようです。ちょっと季節をいただく。


by churaumi (2018-02-11 09:28) 

churaumi

さやえんどう
緑鮮やかで、さわやかな味わいが春の味覚にふさわしい。さやに張りがあり、緑が青々として身の平らなものが良いとされる
軽くうすしおにて湯煎シャキシャキ。醤油を振って酒のあてどうだろうか。
by churaumi (2018-02-12 17:09) 

churaumi


春告げ魚と言われる鯡にしんの旬は春。持った時塩で身がしっかり締まっていたものがいい。透明感があり血管の黒い筋がないもの。水につけて何度か塩抜きをする。だし酒醤油みりんを合わせ汁としてつける。
by churaumi (2018-02-15 08:30) 

churaumi

梅の開花
東風ふかば 匂いおこせよ 梅の花
主なしとて 春名わすれそ
北野天満宮では梅花が催行される。上七軒のきれいどこころが見られることだろう。老松の梅茶をいただきながら。

by churaumi (2018-02-15 08:50) 

churaumi

立春 末候 魚氷に上がる
渓流釣り
二月から次第に渓流釣りが解禁となります。岩魚や山女、天魚(あまご)などをつるのは春の楽しみ。
by churaumi (2018-02-16 13:57) 

churaumi

明日葉(あしたば)
伊豆諸島原産の明日葉。今日摘んでも明日伸びてくるという。その生命力がすごい。是非食べてみましょう。竹芝桟橋から夜行便。東京湾から大海原へ伊豆大島、八丈島へ。思い出のダイビングの地。家々の石垣の間からよく伸びている。ま季節です食してみましょう。


by churaumi (2018-02-16 14:11) 

churaumi

雨水 初候
土脈潤い起こる
早春の穏やかな雨が降りそそぎ、大地が潤い目覚める頃。

 川獺魚祭る
川獺は魚をよく捕らえるものの、なかなか食べようとしない。それが祭りの供え物の様に見えたことから、川獺が先祖の祭りをしているといって、この季節の名が生まれたそうです。
 茶器どもを 獺の祭りの 並べ方  正岡子規

春キャベツ
キャベツの旬は年三回。2月から6月の収穫が春キャベツ、サラダ 浅 漬けにいい。葉の巻きが緩やかでふわっとしたものを選ぶのがこつ。
by churaumi (2018-02-19 15:43) 

churaumi

飛魚
春飛びと呼ばれるハマトビウオをはじめ、春から夏にかけてが旬です。煮干しとしても美味で、長崎や島根産のあごだしは絶品です。


by churaumi (2018-02-25 12:23) 

churaumi

雨水 次候
霞始めてたなびく

春霞がたなびき、山野の情景に趣が加わる頃。遠くかすかな眺めがほのかにあらわれてはきえる移ろいの季節。

この庭の いづこに立つも 霞かな    高浜虚子

 
by churaumi (2018-02-25 13:59) 

churaumi

辛菜
辛し特有の辛みと香りがある菜っ葉で。その種から辛子を作ります。葉や茎は油炒め、漬け物おひたしに。

by churaumi (2018-02-25 14:06) 

churaumi

雨水  末候
草木萌え動く
しだいにやわらぐ陽光の下、草木が芽吹き出す頃。冬の間蓄えていた生命の息吹が外へ現れ始める頃

草木の息吹
ふときがつけば道ばたに咲いているなもない花に目を向けて歌にするほどに、古来自然と人は近しく暮らしていました。雨水も末候となると春の気配が増し、草木の息吹をそこここに感じてきます。



by churaumi (2018-03-01 13:13) 

churaumi

緑繁縷みどりはこべ
太陽の光を受けると開く小さな五花弁花は、雨や曇りの日は閉じたまま。そして閉じた花の中でおしべがめしべに花粉を渡します。家の辺りや道ばたなどで普通にみつかる野花です。

by churaumi (2018-03-01 13:27) 

churaumi

菜花
葉は柔らかく緑が鮮やかな菜花は、春の訪れを告げる旬の緑黄野菜。花開く前の蕾みに含まれるビタミンCや鉄分、カルシュウムなど栄養豊富です。ほろ苦さが体の免疫力を高め、気持ちを和らげます。
by churaumi (2018-03-01 13:44) 

churaumi


ひな祭りや結婚式に欠かせない蛤。この貝のかみ合わせが、対のもの以外は合わないことから夫婦和合の象徴とされ慶事の食材となりました。酒蒸しや煮貝は絶品。桃の節句に欠かせない蛤に、菜の花を合わせビタミンB12など栄養バランスのいい一品。蛤を砂抜きして水洗いして鍋に蛤昆布水を入れて中火に。からが開いたらあくをすくい、酒醤油塩を少々。菜の花は塩を加えたお湯でさっと茹で冷水で色止めして、腕に。そこへ蛤のすまし汁を注ぎます。

by churaumi (2018-03-01 14:17) 

churaumi

木の芽お越し
雨水のこの時期に降る雨を、木の芽お越しという。植物が花を咲かせるための大切な雨で、木の芽の膨らむのを助ける様に降ることからこのように呼ばれる。また催花雨とも、木の芽萌やしともいう。

by churaumi (2018-03-08 10:56) 

churaumi

啓蟄 24節気
啓蟄とは陽気に誘われ、槌の中の虫が動き出す頃のこと。一雨ごとに春になる。そんな季節の気配を感じる。

啓蟄 初候
蟄虫戸を啓くすごもりのむしとをひらく

春の歌心
 岩走る 垂水の上の さわらびの
 萌え出づる春に なりにけるかも    志貴皇子

  


by churaumi (2018-03-08 12:19) 

churaumi

旬の野菜
わらび ぜんまい
春の訪れを感じさせる山菜。おひたしや和え物にぴったり。ワラビは日当たりの良い草原などに群生し、3月から5月にでる新芽を摘んで食べます。

鰆さわら
名前の通り、鰆は春の魚。旬は秋から春にかけて。焼き物吸い物煮物に、冠婚葬祭に重宝されます。刺身にすれば、脂がのってトロに負けない。照り焼きや西京焼きならさっぱりした味に。コレステロール値を下げ、がんや動脈硬化の予防に一役買います。鰆はしっぽが美味。


by churaumi (2018-03-11 08:41) 

churaumi

菫すみれ
なにやら 菫の花咲く頃♪ どこでやら
山路来て 何やらゆかし すみれ草   芭蕉

by churaumi (2018-03-11 08:47) 

churaumi

啓蟄  次候
桃始めて笑う
桃のつぼみがほころび、花が咲き始める頃。花が咲くことを、昔は笑うといっていた。

旬の野菜
みずみずしく甘みがあり、生食向き。
目にしみる香味成分酸化アリルは、胃の働きを活発にさせます。
ポリフェノールを多く含むので血液さらさらです。

さより
さよりは細長い身の春の魚。寿司や天ぷらの高級素材ですが、焼いても干物でも良い。長い身を結んだ、昆布だしのお吸い物は祝いの席に。
by churaumi (2018-03-22 11:20) 

churaumi

啓蟄 末候
菜虫蝶と化す
冬を過ごしたさなぎが羽化し蝶に生まれ変わる頃。柔らかな春の日射しを浴びて、羽がみずみずしく輝きます。

候の言葉
夢虫ゆめむし
昔の人は、蝶のことを夢虫、夢見鳥と呼んでいた。


やましじみ
本州以南に生息する小さな蝶。冬を幼虫で過ごし、春から秋にかけてみられる。名前の由来は、羽根を開いた様子がシジミ貝を開いたように見えるからとか。
by churaumi (2018-03-22 12:45) 

churaumi

青柳
二月から四月が旬。江戸前には欠かせない貝で、身は寿司、貝柱は天ぷらにいい。選び方は、むき身なら身の色が濃いオレンジ色のやせていないもの。殻付きならずっしりと重いものがいい。すしやにいざいざ。

旬の野菜
葉わさび

旬の草花
かたばみ

by churaumi (2018-03-22 13:06) 

churaumi

春分
春分とは、太陽が真東から昇り、真西に日の沈む日のこと。昼と夜が同じ長さになる春分の時期を24節気の大きな節目の一つとします。

毎年よ 彼岸の入りに 寒いのは  正岡子規

候の言葉
暁と曙
夜が明けようとしているが、まだくらい時分のことを春暁といいます。万葉時代にはあかときといい、へいあんいこうあかつきにかわったという。曙は暁よりやや時間的に遅れ、夜がほのぼのと明けようとする頃。
  春はあけぼの
やうやう白くなりゆく、山ぎは少しあかりて、
紫だちたる雲の細くたなびきたる
       清少納言「枕草子」第一段より
      

by churaumi (2018-03-22 13:29) 

churaumi


蕗の旬は4月から6月。数少ない日本原産の野菜。食用とされるのは愛知県産の早稲蕗が主。青々強い独特の風味も、ほろ苦さも、春ならでは。葉は緑が濃く、黒ずみのないものを選ぶ。茎は適度な太さで、赤みがかったものを選ぶ。

帆立貝
旬は産卵と控えた冬から春。特に三月頃が美味。ホタテのバター醤油焼きが手頃。

関東タンポポ
3月から5月頃花を咲かせる関東たんぽぽ。花の形が堤のように見えるからと。「タン ポン ポン」と鳴る音が名前の由来と。

旬の野鳥
ひばり
春の空高くさえずるひばり。登り鳴き 毎鳴き 下り鳴きがある。

春分 次候
さくら始めて開く

旬のことば
山桜と染井吉野
山桜をしむ心のいくたびか
散る木のもとに行きかえるらん
          周防内侍

旬の魚介
さくらえび
桜エビの旬はさくらの頃。透明な体に光があたると、赤い色素が透き通ってさくらいろにみえる。海鮮丼、かき揚げ、軍艦巻きなどが美味


旬の野菜
アスパラガス
春から初夏が旬。カリュウムやマグネシュウムの吸収を良くし、疲労回復を助けるアスパラギン酸を多く含みます。

旬の草花
こぶし
こぶしは、たくさんの白い花を梢に咲かせます。開花時期は早春3月中旬から4月中旬。別名を田打ち桜といい、こぶしの花が咲いたら、田打ちを始め、稲の種まきをする。農作業の目安とされる。

旬の味覚
桜餅
あんの餅を、さくらの葉の塩漬けで包んだもの。小麦粉などの皮で巻いた関東風、餅米を使った道明寺粉のなかにあんを詰めた関西風がある。

 





by churaumi (2018-04-16 12:30) 

churaumi

雷声を発す  末候
春の訪れを告げる雷が鳴り始める頃恵みの雨を呼ぶ兆しとして喜ばれたそう。

春雷
春雷や煙草の箱に駱駝の江
        横山きっこ

うど
やわらかい葉先は天ぷらにすると美味。選ぶときは根元から葉先まで
太くて、みずみずしいものを。うぶげがびっしりついているものが最良。

旬の魚介
真鯛

旬の草花
木蓮


清明
清明とは、すべてのものが清らかで生き生きとする頃のこと。若葉が萌え、花が咲き、鳥が歌い舞う、命が輝く季節の到来です。

清明 初候
玄鳥至るつばめきたる
海を渡って、ツバメが海からやってくる頃。今年もまた来る、有り難いことである。

旬のことば
お花まつり
4月8日はお釈迦様の生まれた日。灌仏会です。

旬の魚介
初がつお
旬は年に2回。春の初がつおと秋の戻り鰹。春は脂が少なくさっぱりした味。たたきがいい。秋は脂がのって刺身に良い。落ち鮎も戻り鰹も粋な感じがする。美味なものなのだろう。

目に青葉山郭公はつ鰹   
            山口素堂

旬の野鳥
つばめ
冬を東南アジアで過ごしたつばめは、数千キロを超えて日本にやってきます。人家の軒下など好んで巣を作ります。ツバメが巣を作るとその家に幸せが来ると言われます。毎年来る家がある。命がけで渡ってくるツバメは、命がけで、子育てのできる安全な家屋、安心な人間、立派な家族を選別しているのではなかろかのではなか。人間でも同じであろう。選ばれたいものである。そういえばそのような家を存じている。文化伝統を守り、嘘のない、思いやりをかんずる。類は類を呼ぶという。つばめさんこんにちは。

旬の野菜
行者ニンニク
山で修行する行者が食べて精をつけたからその名がついたと言われます。北海道や近畿より北に自生します。生育に五年から七年かかる希少な山菜。抗がん作用のあるβカロテンが豊富、びたみんB1の吸収を助けるため、肉や野菜と一緒に食べるのがいい。






by churaumi (2018-04-16 15:01) 

churaumi

清明 次候
鴻雁北へかえる
日が暖かくなり、雁が北へ帰って行く頃。夏はシベリアへ秋には日本に帰ってきます。

旬の野菜
たらのめ
待ちわびる春の山菜。タラノキの新芽。特に天ぷらがいい。葉酸を多く含むので、血行をよくします。ビタミンEが豊富で、アルコール性脂肪肝を抑え酒の肴にいい。穂先が鮮やかな緑でさほど大きくなる前のものを選ぶこと。4月6月上旬。

旬の魚介
ほたるいか
身が青白く光ることから命名された。
沖漬け 酢味噌もいい。日本酒がいい。

清明 末候
虹始めて見る

候のことば
いろんな虹
主虹 副虹 白虹、月明かり浮かぶ淡い虹を月虹という。

旬の味覚
雨煎茶
青目の頃は雨煎茶という。春分前に摘まれた茶葉は分前茶と呼ばれ最上のものとされる。雨後の虹が現れ始めるこの時期は、新茶の季節。

旬の魚介
めばる
塩焼き煮付けが美味しい。二度揚げの唐揚げも骨まで。日本酒にメバルいきましょう。

旬の野菜
みつば
日本原産の菜。赤だしかな。

旬の木
こなら
春に若葉が萌え花が咲き、秋にはドングリを実らせます。地面に落ちた実から芽が出ます。


by churaumi (2018-04-16 15:33) 

churaumi

東京に出たのでHARUでケーキを結構沢山買った。お使い物もあったが、随分食べた。上質な甘み、上質な素材、マイルド、クリーミー。口の中で溶けていう様がいい。男にはチーズケーキをおすすめする。恥ずかしいことはない。出かけていって食べる価値がある。
by churaumi (2018-04-17 21:13) 

churaumi

穀雨
沢山の穀物を潤す春の雨が降る頃この季節の終わりには夏の始まりを告げる八十八夜が訪れる。

穀雨初候
葭始めて生ず

① イネ科の多年草。世界の温帯および暖帯に広く分布し、水辺に群生する。根茎は地中を長くはい、茎は中空の円柱形で直立し、高さ二~三メートルに達する。葉は長さ約五〇センチメートルの線形で縁がざらついており、互生する。秋、茎頂に多数の小花からなる穂をつける。穂は初め紫色で、のち褐色にかわる。若芽は食用となり、茎は葭簀(よしず)材や製紙の原料になる。根茎は漢方で蘆根(ろこん)といい、煎汁(せんじゅう)は利尿、止血、解毒などのほか、嘔吐(おうと)をおさえるのにも用いられる。また、和歌では難波の景物として知られる。よし。《季・秋》
▷ 古事記(712)下
「射出づる矢、葦の如く来り散りき」
▷ 万葉(8C後)一四・三五七〇
「安之(アシ)の葉に夕霧たちて鴨がねの寒きゆふへしなをばしのはむ」
▷ 俳諧・続猿蓑(1698)夏
「白雨(ゆふだち)や蓮の葉たたく池の芦〈苔蘇〉」
② =あしすだれ(葦簾)
▷ 讚岐典侍(1108頃)下
「御前の御簾〈略〉あしとかいふ物かけられ」
③ 紋所の名。①の葉または葉と茎とをかたどったもの。葦葉、二つ葦葉、三つ葦葉、抱き葦などの種類がある。
[抱き葦@葦の丸]
[語誌]
(1)平安時代には、その「根」を忍ぶ恋の比喩として、また、その節と節の間の「よ」の短さを「臥し」や「夜」「世」にかけて嘆く気持が詠まれた。
(2)平安中期以降は葦の葉が注目され、「夕月夜潮みちくらし難波江のあしの若葉にこゆるしらなみ〈藤原秀能〉」〔新古今‐春上〕のように波と取り合わされた叙景歌となり、中世には秋から冬にかけての「葦の枯葉」が好んで歌われるようになり、「しをれ葦」「乱れ葦」などの歌語が生まれた。
(3)後世、アシは「悪し」に通じるとして反対のヨシと呼ばれるようになる。
by churaumi (2018-04-25 10:38) 

churaumi

春のことば
春眠暁を覚えず
夜明けが早く朝が訪れるなんて春だなあとか

旬の草花
チュ-ウリップ

旬お野菜
新ごぼう
春から初夏にかけて九州あたりからとれる新ごぼうは、やわらかく
食べやすい旬の味。きんぴらごぼうをどうぞ。

旬の魚介
鰺のなめろう
真鰺の三枚おろしを細かく切る。青じそミョウガ万能ネギを刻む。
酒とみりんをわかし白味噌を混ぜる。
まな板の上で全部たたく。

鰺のたたき
これが面倒なゐ。鰺を刻んで薬味醤油で食
芦牙あしかび
葦の若芽のこと
葦牙のごとくふたたび国興れ      長谷川櫂

穀雨次候
霜止んで苗出ず

候のことば
稲の種
苗代や家は若葉に包まれて      原石鼎

旬の魚介
いとより
淡い紅色に黄色と白の帯が走ろ。旬は春から初夏。皮に甘みがあり刺身なら皮に熱を通した皮霜造り。昆布にのせて蒸し。ポン酢でいただくと絶品。

旬の野菜
よもぎ
草餅に

旬の兆し
五風十雨
五日に一度風が吹き、十日に一度雨が降るような順調な天気。平穏無事にありたいと願う。

穀雨末候
牡丹華さく

春のことば
八十八夜
立春から数えて八十八目の夜。初夏を迎える時期。農の吉日でもあり茶摘みの季節でもある。
むさし野もはてなる丘の茶摘かな       水原秋桜子

旬の野菜
こごみ
くるくると渦巻き状に丸まっている草ソテツの若芽。おひたし、ごまあえ、天ぷらで。

旬の魚介
さざえ

旬の草花
ぼたん

牡丹散ってうちかさなりぬ二三弁     与謝蕪村

旬の兆し
八十八夜の忘れ霜

立夏
五月晴れ
雲より高い
鯉のぼり

立夏初候
蛙始めて鳴く
野原や田んぼで蛙が鳴き始める頃。雄の蛙が雌の蛙を恋しがって鳴く声とか。





by churaumi (2018-05-05 13:11) 

churaumi

候のことば
畦の蛙
田と田の間の畦道を歩いていると、水辺へピョンとと飛ぶ蛙に気がつきます。

旬の魚介
金目鯛
大物は五十センチを超える金目鯛。つりたてはピンク色、次第に赤くなります。旬は5月から6月、冬。大きいほど脂美味。煮付け塩焼き刺身しゃぶしゃぶカルパッチョも。煮付けはこってりと。皮目が赤く
目の透き通ったものが新鮮。

旬の野菜
にんじん
免疫力を高めるカロテンがたっぷり。加熱するか、生で食べるときはお酢と一緒がいい。旬は4月から7月。11月から12月。

旬の草花

4月の終わりから5月の初め頃に花開き出す。万葉集の昔から人の心を引きつけてきます。藤のつるは編むと篭やバッグができます、
  藤波の咲きゆく見ればほととぎす
  鳴くべき時に近づきにけり
                    田辺麻呂

旬の行事
端午の節句
健康を祝い菖蒲湯に入る。柏餅は、柏が新芽の出るまで葉が落ちないことから家系が途絶えない縁起物とされる。粽は川端道喜のすいせん粽をいただく。

立夏次候
蚯蚓出ずる
蚯蚓が土の名から出てくる頃。土を耕してくれる、田畑の隠れた見方です。

旬の魚介
いさき
旬は5月から8月。夏向けて脂がのってきて食べ頃。塩焼きはもちろん一夜干しも美味。旬を逃がさず寿司屋で握りもいい。厚みのある皮は、焼くと一段とうまみが増すのでまずは塩焼き。いけぇ。

旬の果物

苺の旬は5月から6月。洗うときはヘタを付けたままで、ヘタをとってから洗うとビタミンCが流れてしまいます。旬というものは一番安く一番旨いものが食える時期だ。四季のあるこの国で誰でも四季を愛で四季を味わうことができる。こんなことが人の幸せあろうか。

旬の野鳥
ほおじろ
頬が白いことから名前に。一年中いる鳥であるが4月から7月が繁殖期。見かけるのは草原や田畑。澄み渡る独特の鳴き声で高いところに止まって鳴いているとのこと。探してみては散策がてらいかが。

旬の行事
長良川の鵜飼い開き
鵜飼い開きは5月11日

 おもしろうてやがて悲しき鵜舟かな
             松尾芭蕉

立夏末候
竹笋生ずたけのこしょうず

候のことば
旅の日
松尾芭蕉が奥の細道へ旅立った元禄二年1689年3月27日新暦5月16日にちなむ。この日江戸深川の芭蕉庵を離れ。弟子の曽良を伴い東北路へ句を詠んでいく。
 月日は百代の過客にして行きかう年もまた旅人
                松尾芭蕉

旬の野菜
たけのこはうすあじににて木の芽そえ
            あおざかな

旬の魚介
アサリ
さっぱりしたお吸い物、こってりした酒蒸しもいい。春と秋の産卵期が最もたべごろ。タケノコご飯にアサリの吸い物でしめ。

旬の兆し
田水張る
田植え間近の頃、まだ土の出ているたんぼに、水を流し込んで水田にする作業をいう。

旬の行事
葵祭
葵祭は平安時代のまつりで下鴨神社上賀茂神社の例祭。5月15日(火)に行われる。たしか双葉葵の葉がかざられる。

by churaumi (2018-05-11 12:07) 

churaumi

小満しょうまん
小満とは命が充ち満ちていく頃のこと。草木も花も鳥も虫も獣も人も、日を浴びて輝く季節です。5/23は恋文の日とか。

小満初候
蚕起きて桑を食う

候のことば
木の葉採り月

木の葉採りという別名があります。蚕のえさである桑の葉を摘む時期です。
 まゆひとつ 仏のひざに 作る也  小林一茶

旬の魚介
鱚きす
江戸前の天ぷらで、旬は晩春から初夏。雪のような白身に脂がのってにぎり寿司で。



by churaumi (2018-05-22 08:25) 

churaumi

旬の野菜
そらまめ
桜が咲いた二ヶ月後がその地方の旬だそうだ。鮮度が何よりなので買ってきたらすぐに茹でる。さやは黒ずむのでなるべく光沢のあるものを選ぶ、

旬の虫
てんとうむし
背中に七つの斑点があるものを七星てんとう。黄色いものはきいろてんとう。そういえばシェフのお店のトレイドマークは四つ葉のクローバーにてんとうむしがチョコンと乗っている。

田毎の月
水を張った棚田の上に。ぽっかりと月が浮かぶ。なだらかな山の斜面に段段になって広がる大小の田圃の水面に月影が映し出されていくさまを、田毎の月と、長野県千曲市の姨捨は、棚田に月がきれいに映る名所。

旬の行事
お祭り好きは浅草の三社祭へ。


by churaumi (2018-05-28 16:23) 

churaumi

小満次候
紅花栄う
紅花が一面に咲く頃。化粧の紅花がとれる花摘みは、ちくんととげに刺されながら。

候のことば
五月晴れ
昔は梅雨のことを5月雨さみだれと呼んでいました。旧暦の五月に降る雨だったからです。なのでその時期のどんよりした雨雲を五月雲と呼び。雨続きの日がふっと途切れて現れる抜けるような青空を五月晴れといいました。いまでは新暦五月のさわやかな晴れを五月晴れと呼んでいます
巣から飛ぶ 燕くろし 五月晴   原石鼎


by churaumi (2018-05-28 16:47) 

churaumi

旬の魚介
クルマエビ
前候の鱚と並ぶ、江戸前天ぷらの主役がクルマエビ。初夏が旬。昔内湾の浅瀬で天然物がとれ、帆船で網を引く打たせて網で漁をしたそう。生でも茹でても美味しい。茹でたクルマエビは江戸で握りが生まれて以来のねただそう。生の握りは戦後生まれ。それっ行けぇ。

旬の野菜
しそ
しそは平、安時代から重宝されてきたそうです。青じそは通年で回っていますが、本来の旬は初夏から盛夏。赤じそは旬が短くて、夏の二ヶ月ぐらい。




by churaumi (2018-05-31 09:02) 

churaumi

旬の草花
紅花
黄色い花を咲かせ、紅の染料となる紅花。

旬の行事
潮干狩り
あさりやあおやぎ。海へ行こう。

小満末候
麦秋至るばくしゅういたる
麦が熟して、収穫する頃。実りの季節を、麦の秋とよびなわらしました。





by churaumi (2018-06-09 20:13) 

churaumi

候のことば
衣替え
夏服への衣替えの時期」。制服が切り替わった学生のころのほうが、大人になってからより季節の変わり目に敏感だったかも。洋服ダンスも、冬服から夏服に入れ替えです。6月と11月が入れ替え時期ですよ。古く平安時代には旧暦の4月と10月に行われた。更衣というなわらしでした。

旬の魚介
べら
ベラは関東でわあまり知られず西日本特に瀬戸内海で親しまれている
刺身でも美味」、素焼きを生姜醤油に付けほうバルも良し。ベラの煮付けを一晩寝かせてから焼く、はぶて焼きは広島の郷土料理」。広島へ。

旬の果物
びわ
桃栗3年柿八年びわは早くて13年。乾燥させてびわの葉を煎じるびわ茶は免疫力を高めるとか。

旬の野鳥
しじゅうから四十雀と書く
「ツイピーツイピー」と高く澄んだ声でなく。


旬の兆し
麦嵐むぎあらし
刈り取りを待つ麦畑は、一面黄金色
麦秋の時期に麦の穂を揺らし吹き渡っていく風を麦嵐、あるいは麦の秋風とよぶ。またこの頃に降る雨を麦雨と呼ぶそうです。





by churaumi (2018-06-14 11:23) 

churaumi

旬の日
路地の日
六月二日は6と2で路地の日と。長野県下諏訪の路地を歩く会が路地の良さを見直そうと作った。



by churaumi (2018-06-14 11:40) 

churaumi

芒種ぼうしゅ
稲や麦など穂の出る植物の種をまくころのこと稲の穂先にある針のような突起を芒のぎといいます。
田を耕して水を張り、麦の収穫を終えたのもつかの間、ほっと一息つく間に、育てた苗を田植えする季節がやってきます。田の神様に豊作を祈り、花笠姿の竿t目が田植えする習わしが今でも今も続いています。


芒種初候
蟷螂かまきり生ず

候のことば
農事暦と蟷螂
畑仕事の目安になる七十二候に、蟷螂が登場するのはなぜでしょう?
稲や野菜には手を付けず害虫を捕まえてくれるかもしれません。

旬の魚介
あいなめ
江戸時代には殿様の魚だったあいなめ。秋冬の産卵期前に旨みのたっぷり詰まった夏が旬。鮮度が命で活きのいいものを薄造りでいただくも良し、煮物や木の芽焼きも良し。選ぶときは生きているものか、腹部に張りがあり、体の模様がくっきりとして表面にぬめりのあるものが良し。三枚に下ろしたあいなめを皮を下にして細かく切り込みをいれます。しょうゆ二分の一カップ、みりん二分の一カップ、酒四分の一カップを鍋で二分煮て、刻んだ木の芽とあわせ、たれを作ります。皮から焼き、火が通ったら、刷毛でたれを塗りながら焼き、山椒を振ってから食う。やってにてはいかが。

旬の野菜
らっきょ
旬は初夏から夏。胃もたれや食欲不振に。甘酢漬けや塩漬けはちみつ漬けで保存食に。いかが、





by churaumi (2018-06-14 13:13) 

churaumi

苗代苺なわしろいちご
苗代を作る六月頃に赤く甘い実が熟すことから、名付けられたそう。花は半開きまでで、開ききることはありません。

稽古はじめ
昔から芸事の世界では、稽古はじめを六歳の六月六日にすると上手になるとか。指を折り数えるとき、六は小指がちょうど立つので縁起がいいと。子が立つ。

芒種次候
腐草蛍と為る
蛍が明かりをともし、飛び交うころ。昔の人は、腐った草が蛍に生まれ変わると信じていたそうである。

候のことば

きれいな水辺にすむ。源氏蛍、平家蛍。日本には四十種以上の蛍がいて、沖縄には二十種以上が住み一年を通じて蛍に会えるとのこと。
雨上がりの夜ガジュマルの林にふわりと舞う、蛍の光は幻想的。同じ源氏蛍でも明滅の間隔が地方によって違う。西は二秒に一回、東は四秒に1回です。はて。
by churaumi (2018-06-16 11:27) 

churaumi

旬の魚介
スルメイカ
酒の肴に欠かせないスルメイカ。旬は五月から九月ころ。主産地は日本海。身を薄く二枚に切り、さらに細かく切ったイカそうめんは、スルメイカが絶品。これなら手料理で、日本酒。餅米を身に詰めて甘辛く煮たイカめし、リング揚げ、以下とジャガイモの煮物、いいね一杯飲みたい。晩飯にどうぞ。

旬の野菜
トマト
日を浴びて真っ赤に熟れるトマト。初夏のトマトいいね、季節を食べよう。

旬の日
暑中見舞いの日
六月十五日は初めて暑中見舞いはがきが発売された日。手書きで一枚どうか。

旬の行事田植えのまつり
六月の田植えの時期には、全国各地で、田の神様に豊作を祈る祭りが行われます。大阪の住吉大社では、14日にはお田植え神事があります。八人の神楽女による八乙女の田舞などの踊りや舞がが奉じられる。また二十四日には、国の重要無形民族文化財に指定されている、磯部の御神田が、三重の伊雑宮で行われます。大勢の男たちが、御料田の中で泥だらけになりながら竹を取り合う竹取神事が見物です。


by churaumi (2018-06-19 11:18) 

churaumi

芒種末候
梅子黄なり うめのみきなり
梅の実が熟して色づくころ

候のことば
暦の入梅
梅雨入りのことを、栗花落ついりとも。梅雨の季節に咲く花に、栗の花があります。
 梅雨の月あって白い花   種田 山頭火

旬の魚介
すずき
すすいだように身が白いから名の由来とか。旬は六月から八月。新鮮なものはさしみやあらいに。切った身を氷水で洗うときゅっと縮んで独特な食感。体が銀色に輝いているものをえらぶこと。
by churaumi (2018-06-19 11:35) 

churaumi

旬の果物

梅雨の訪れとともに、梅が実って旬を迎えます。完熟し実が木から落ちるほどになったころの梅は、とろりとした果肉は、スモモや桃のようらしい。縁がありませんが。梅酒は贅沢な素材を使って作ろう。

すいかずら
昔は花を口にくわえ、甘い蜜を吸っていたころから、吸い葛の名に。花が咲く時期は、五月から七月。咲き始めは白い花が、受粉すると黄色く。すいかずらの蕾は金銀花という生薬になる。白と黄色の花が入り混じる様子を金と銀の花と呼んだという。

旬の日
父の日
六月の第三日曜日








by churaumi (2018-06-22 10:22) 

churaumi

夏至
一年で一番日が長く夜が短い。これから夏の盛りへと向かう。

夏至初候
乃東枯れるなつかれくさかれる
うつぼぐさの花穂が黒ずんで枯れたように見えるころ。

候のことば
身近な薬草
ウツボ草にちなんで、薬草のこと。まだ少し先ですが、なつにひりひり日焼けした首の後ろや腕などに、アロエの葉を巻いて、ひんやり冷たい葉肉をあてると炎症を鎮めてくれます。ドクダミもこの時期の頼れる薬草。煎じて飲むと動脈硬化を予防し、お通じが良くなるとも、

うつぼぐさ
冬至のころに芽を出し六月から八月ころに紫色の花が、花穂にいくつも咲きます。夏枯草かごそうともよばれる。花穂を煎じて飲むと利尿消炎作用が。煎液は、捻挫腫れの塗り薬、うがい薬にも。

旬の魚介

塩焼きが夏の訪れを知らせる。六月に鮎釣りが解禁される。川によって味が違うといわれ、キュウリに似た香りがすることから、香魚とも言われる。琵琶湖の鮎を山椒と炊いたものは滋賀県の名産品。天ぷらも良し。お銚子一本付けてこれだけでいいね。

夏の果物
夏みかん
代謝を良くして、疲れをとる、美肌に、風邪を予防して老化も抑える。

旬の兆し
流し
暴走から伊豆では梅雨の季節に吹く湿った南風を流しと呼ぶ。九州四国では梅雨そのものを流しとも。茅花つばなの白い綿の穂に吹く風を茅花流しと。

旬の日
武井武雄の誕生日
六月二十五日は童画家、竹井ワールドへ岡谷にイルフ童画館へ。

by churaumi (2018-06-30 12:52) 

churaumi

夏至次候
菖蒲華さくあやめはなさく
この花が咲いたら梅雨到来の目安でした。

旬のことば
晴耕雨読
雨の日は本でも読むか


かんぱち
脂ののったかんぱちは刺身で、お銚子一本付けて。残りは醤油とみりんで一晩漬け込み、漬け丼でいかがかな。

みょうが
そうめんの薬味


旬の草花
あやめ
アヤメは初夏に咲く。美しい紫の花。いずれアヤメかカキツバタといわれるように、カキツバタや花菖蒲に似ています。アヤメの花にある網模様が特徴。

旬の兆し
青時雨あおしぐれ
初夏青々とした木々の葉に降りたった雨が、ばたばたと落ちてくることを、青時雨という。ちなみに青嵐あおあらしとは、新緑の上をびゅっと吹く風のこと。

旬の行事
夏越しの祓なごしのはらえ
六月と十二月には罪や穢れを落とす祓の行事がある。夏越しの祓では
多くの神社で茅の輪くくりがなされる。

by churaumi (2018-06-30 14:11) 

churaumi

夏至末候
半夏生ず
半夏からすびしゃくが生えはじめるころ。田植えを終わらせる、農事の節目とされます。

候のことば
祇園祭

都の風物詩。祇園祭は八坂神社の祭礼で、七月一日から一ヶ月も行われます。平安京に疫病がはやった貞観11年869年に無病息災を祈る儀式が行われ縁起となる。最大の見せ場は17日の山鉾巡行。あつおすえ。

旬の兆し
半夏雨
夏至から数えて11目が半夏生。田植えを済ませた農家が休息をとる日。この日に降る雨を半夏雨という。田植えの終わった田圃から、田の神様が天に昇っていく様が半夏雨となったとも。

旬の日
半夏にちなんだ日
農家の忙しさが一段落した半夏のころ、香川では田植えや麦刈りを手伝った人達にうどんを振る舞ったそうである。7月2日(月)はうどんの日になったという。

by churaumi (2018-06-30 14:37) 

churaumi

小暑
小暑とは、梅雨が明けて、本格的に夏になるころのこと。この小暑から立秋になるまでが、暑中見舞いの時期です

小暑初候
温風至る
夏の風が、熱気を運んでくるころ。梅雨明け頃に吹く風を、白南風と呼ぶそうです。

候のことば
七夕
別るるや夢一筋の天の川    夏目漱石

旬の魚介
こち
淡泊でいて、上品な甘みのある白身は、握りでも美味。

旬の野菜
沖縄の夏野菜
ゴーヤとうがんヘチマは夏ばてに負けない沖縄の野菜。ゴーヤチャンプルーにぴくるすに。とうがん葉スープに。ヘチマは味噌煮にすると美味。

旬の行事
ほうずき市
7月9日10日に浅草寺でほうずき市がひらかれます。



by churaumi (2018-07-08 15:04) 

churaumi

小暑次候
蓮初めて開く
蓮の花が咲き始めるころ。夜明けとともに花を咲かせます。

候のことば
古代蓮蓮は泥より出でて泥に染まらず。清らかな姿が古来人を引きつけてきた蓮。水底の地下茎から茎を伸ばし、水面に葉を浮かべ、花を咲かせます。蓮の実の皮はとても厚く、土の中で長い年月、発芽する力を保ちます。1951年に千葉の落合遺跡で発見された蓮の実は、現代に花を咲かせましたが、約2000年前の弥生時代のものだそうです。

旬の魚介
かれい
煮付け塩焼き唐揚げムニエルでどうぞ。

旬の野菜
とうもろこし
茹でて良し焼いて香ばしく。ひげが多いほど粒ぞろいで、毛先が茶色いものが熟している。


by churaumi (2018-07-08 16:56) 

churaumi

旬の虫
アゲハチョウ
さなぎから孵ったアゲハチョウの羽根はみずみずしく、光り輝くほどの発色をしています。ひらひらと舞うアゲハチョウのなかにはクロアゲハなど毎日ほとんど同じコースを飛ぶ蝶がいます。そのコースを蝶道といいます。

旬の行事
迎え火
元々お盆は旧暦七月一五日でしたが、新暦でするところもあります。先祖の霊が訪れる七月一三日には、盆提灯や灯籠などを迎え火をともします。

旬の日
藪入り
江戸時代には、小正月の一月一五日とお盆の七月一五日の翌日は藪入り。嫁さん丁稚などが実家に帰ることができます。主人から小遣いが出るそうです。お忘れなく。

大暑
大暑とは、最も暑い真夏のころ。土用のウナギ、風鈴、花火と、夏の風物詩が目白押し。

by churaumi (2018-07-10 16:39) 

churaumi

小暑次候
蓮初めて開く
蓮の花が始めるころ。よあけとともに、水面に花を開かせます。

候のことば
古代蓮
蓮は泥より出でて泥に染まらず。清らかな姿が古来人を引きつけてきた蓮。水底の地下茎から茎を伸ばし、水面に葉を浮かべ花を咲かせます。蓮のみの皮はとても厚く、土の中で長い歳月、発芽する力を持ちます。1951年に千葉の落合遺跡で発見された蓮の実は、現代に花を咲かせました。約2000年前の弥生時代のものだそうです。
by churaumi (2018-07-19 09:57) 

churaumi

清らかに
大沢の池
蓮の咲く    
by churaumi (2018-07-19 11:13) 

churaumi

旬の魚介
かれい
夏が旬のかれいですが、冬の子持ちガレイも楽しみです。煮付け塩焼き唐揚げムニエル。日本酒でちびちびいつまでもいいね。

旬の野菜
とうもろこし
茹でたとうもろこしが食卓に上ると、鮮やかな黄色の実に夏の訪れを感じます。旬は六月から八月。ひげが多いほど粒ぞろい、毛先が茶色いほど熟して甘い印です。

旬の虫
アゲハチョウ


旬の行事
迎え火
先祖の霊が訪れる七月一三日には、盆提灯や蟷螂などの迎え火をともして迎えます。新暦の同じ日に行う地方もあります。



by churaumi (2018-07-19 12:06) 

churaumi

旬の日
藪入り
江戸時代には小正月の一月一五日とお盆のある七月一五日の翌日は
藪入りといって嫁入り先から嫁さんが、また奉公先から丁稚や女中が実家に帰れる休日でした。


小暑末候
鷹乃学を習う
鷹の雛が飛び方を覚えるころ

候のことば
土用入り
夏の土用は、立秋前の18日間のことで、7月20日ころに土用入りする。その土用の時期にある丑の日が、土用の丑の日。ウナギをはじめ土用シジミ土用餅土用卵などのつくものを食べる習慣が広まった。年によっては二回ある。1の丑2の丑という。
   土用鰻 店ぢゅう水を 流しおり   阿波野清畝

旬の魚介
うなぎ
鰻重。またタレを付けずに、炭火で焼き、わさび醤油でいただく白焼きもいい。わさびだけでいただくも都の味か。

by churaumi (2018-07-19 13:18) 

churaumi

旬の野菜
モロヘイヤ
なつのネバネバ野菜としてすっかり定着しています。ビタミンもミネラルもたっぷり詰まっていて、外食がちなとき栄養バランスを整えてくれます。葉や茎をおしたしに、刻んで味噌汁やおしたしに、ドレッシングやタレに混ぜて冷や奴にのせるも美味。
by churaumi (2018-07-23 10:58) 

churaumi

旬の野鳥
ハチクマ
ハチクマとは鷹の一種で、初夏には日本を訪れ繁殖し、九月には東シナ海を経て東南アジアへ行く夏鳥です。蜂を主食にしているところから名の由来となる.


by churaumi (2018-07-23 11:12) 

churaumi

大暑
最も暑い真夏のころ。土用の鰻、風鈴浴衣花火とふ風物詩が目白押し。浴衣と蚊帳
浴衣のさっぱりTした着心地は、名にY利の夏の涼。いざいざ。
by churaumi (2018-07-23 11:27) 

churaumi

大暑初候

初めて花を結ぶ

旬のことば
隅田川花火大会
七月の最終土曜日に開催される。東京の夏の一大イベント。歴史をたどると、享保18年8代将軍吉宗が、前年の大飢饉の死者を弔うために水神差異を行い、そのとき花火を打ち上げたのが起源とされます。以来両国の川開きに打ち上げられます。鍵や玉屋と声がかけられます。

by churaumi (2018-07-23 12:21) 

churaumi

旬の魚介
うに
濃厚な旨みと甘みで、寿司ネタにしても刺身でもいい。選ぶときは実がしっかりして、色つやのいいものを選ぶ。

旬の野菜
きゅうり
ぬか漬けにすると、米ぬかと乳酸菌が働いてビタミンがまします。皮に含まれるククルビタシンは腫糖癌を壊す働きも。
by churaumi (2018-07-26 11:26) 

churaumi

旬の草花
桐の花
初夏桐は淡い紫色の花を梢に沢山咲かせます。

旬の味覚
そうめん
さっと茹でたそうめんを、氷水を入れたガラスの器に入れます。薬味はネギ生姜しそみょうが。暑い日はいい。

by churaumi (2018-07-26 12:32) 

churaumi

三尺寝
暑い夏の昼日中、職人や大工がしばしば休憩して、短い睡眠をとることを三尺寝といいます。
ひやひやと 壁をふまへて 昼寝哉   松尾芭蕉
by churaumi (2018-08-18 16:45) 

churaumi

大暑次候
土潤いて溽し暑し
むわっと熱気がまとわりつく蒸し暑いころ。打ち水や夕涼み、暑さをしのぐ一時を。

候のことば
八朔
朔日とは一日のことですが、旧暦の八月1日を八朔といって、その頃とれる早稲の穂を、お世話になっている人へ贈る習慣がありました。稽古さんや舞妓さんは、日新暦の8月1日になると、芸事のお師匠さんやお茶屋さんに「おたのもうします」「おきばりやす」と挨拶回りをするならわし。

by churaumi (2018-08-18 17:01) 

churaumi

旬の魚介
あなご
よく脂ののったあなごは夏のスタミナの元です。関東では煮穴子。関西では焼きあなご。握りでは関る。きあなごは香ばしさが自慢。お国自慢はそこそこに郷に入ってはである。けんかせずに喰いましょう。

by churaumi (2018-08-18 17:07) 

churaumi

旬の野菜
山形のだだちゃまめ新潟の茶まめ京都の丹波黒大豆などなど。新鮮なものさやの青みが深くほどよい膨らみがよろしい。
by churaumi (2018-08-18 17:26) 

churaumi

旬の行事
蛍狩り
    声はせで 身をのみこがす 蛍こそ
       言うよりまさる おもいなるらめ
               紫式部

ねぷた祭
扇形の灯篭に武者の絵が描かれ、夜の城下町を練り歩く弘前ねぶた。ヤーヤドーのかけ声やお囃子が威勢良く響きます。青森ねぶたでは人形大灯篭、くみねぶたはもちろん横笛の音色が印象的。

        
by churaumi (2018-08-27 08:16) 

churaumi

大暑末候
大雨時行く
夏の雨が時に激しく降るころ


候のことば
蝉時雨
夏が訪れるころ、にいにい蝉が訪れます。続いてあぶらぜみ みんみん蝉 くまぜみ ひぐらしなどの蝉の大合唱がわき起こり、夏の終わりにはつくつくぼうしのしんみりした声が胸にしみます。
        蝉時雨 餅肌の母 百二歳  金子兜太

旬の魚介
太刀魚
夏から秋にかけてが、旬。新鮮なものは刺身昆布締め。体表が銀色に輝き、身の固いものを選ぶ。

旬の野菜
すいか
夏ですねえ

旬の虫
カブトムシ

夏の早朝、樹液を美味しそうに吸っているところを捕まえます。

旬の行事
秋田竿灯祭り
長い竿を十文字に構えいくつもの提灯を、帆のようにつるして掲げる、竿灯祭り。五穀豊穣を祈ります。

立秋初候
涼風至る

候のことば
秋隣
秋の気配をすぐそばに感じる、という意味の夏の季語が夏となり
   松が根に 小草花さく 秋隣    正岡子規

旬の魚介
しじみ
江戸時代より薬効が言われる、飲み助にはどうぞ。

旬の果物

日本の桃は岡山の白桃が元祖だとか。ふっくら丸みがあり、全体に産毛のあるものを選ぶ。

旬の草花
つゆくさ

瑠璃色をした小さな花で、道ばたや畑の隅で咲いています。花の時期は七月から九月。
    百に千に 人は言ふとも 月草の
      うつろう心 我まためやも   読み人知らず

旬の行事
なら燈花会
八月上旬から中旬。奈良の町の各所でろうそくがともされます。燈火とはとは、灯芯の先にできる花の形をした蝋の塊のこと。これができると縁起がいいとされます。






by churaumi (2018-08-27 09:01) 

churaumi

立秋次候
寒蝉鳴くひぐらしなく

候のことば
灯篭流し
  おもざしの ほのかに灯篭 流しけり  飯田蛇笏


旬の虫
ひぐらし
朝夕になく声が涼を感じさせるひぐらし。夕暮れの薄闇に。林から消え入るように聞こえてくると、夏の終わり、秋の訪れを知らされるようです。俳句では秋の季語蝉です。

旬の魚介
めごち
クルマエビや青柳とならび江戸前天ぷらの代表。新鮮なものは刺身に。

旬の草花
ほおずき
お盆の花として飾られるほおずき。迎え火や送り火の盆提灯のように見立てる。初夏に淡黄白色の花が咲いた後、萼が袋状になって実を包みます。緑が次第に色づき熟して真っ赤になる。


 






by churaumi (2018-08-27 09:29) 

churaumi

旬の行事
五山の送り火
大の字が東山如意ヶ嶽で点火され、松ヶ崎の西山に 妙 東山に 法
 西賀茂舟山に 舟形が 金閣寺大北山に 左大文字が 最後に嵯峨蔓茶羅山に 鳥居形がともされます。

立秋末候
蒙霧升降すのうむしょうこうす

候のことば
旱星
八月の夜空rには、かって豊作を占った星があります。赤く輝く旱星と呼ばれる星。
   赤い目玉の さそり 
   ひろげた鷲の つばさ    宮沢賢治 星めぐりの歌より

旬の魚介
真だこ

旬の野菜
新生姜
そーめんにはこれがなくては。

水引
上から見ると赤く下から見ると白い花が、細長い花穂に点々といくつも咲いています。そのようすが祝儀の水引に見立てられて花の名前になったそうです。紅白の花が混じるのは御所水引、白い花だけのものは銀水引と。

旬の虫
おんぶバッタ
名前の通り雌が雄をおんぶしている交尾の姿を目にします。



by churaumi (2018-08-27 10:17) 

churaumi

旬の兆し
樹雨
濃い霧の林を歩いていると、木の葉から雨が落ちてくることがあります。葉や枝についた霧の粒が、次第に大粒の滴になって地上へ落ちてくるもの。
by churaumi (2018-08-27 10:24) 

churaumi

処暑
処暑とは暑さが少し和らぐころのこと。朝の風や虫の声に、秋の気配が感じられます。

涼み舟・納涼床
川をゆっくり行き交う舟に揺られ、涼をいただく涼み舟は、暑い季節の夜の楽しみです。屋形船に集いより、宴席を設けて旬の天ぷらなどを味わい、美味しいお酒に酔いながら、夜風に当たるのも風流です。また京都では、鴨川や貴船、高雄などの川辺に床をだして、涼をいただく納涼床も。川の流れをそばに感じて京料理を楽しむひととき。

処暑初候
綿のはなしべ開く
綿の実を包む萼が開くころ。種を包む綿毛をほぐし、綿の糸をつぐみます。

旬の果物
すだち
酸味が強すぎず、さっぱりさわやかなスダチ。旬は八月から九月。特産は徳島で、鍋に良し、焼き魚に良し。食欲を誘う香りと酸っぱさ。ビタミンCクエン酸も豊富美容に良し。疲労回復風邪の予防。豚肉サンマ鰯との相性がいい。
by churaumi (2018-08-30 10:25) 

churaumi

旬の魚介
かさご
とげだらけの見た目と裏腹に、上品な白身魚です。旬は夏。刺身にしても焼いても煮ても美味な上に、塩焼きの残り魚に熱い湯をかけて骨湯にしたり、アラでだしをとって鍋物や味噌汁にしたり、1尾で二度も三度も楽しめます。

by churaumi (2018-08-30 10:35) 

churaumi

旬の行事
伊奈の綱火
空中の綱の上で、花火をしかけた人形や芝居を演じるのが、伊奈の綱火。最後には煙火を添加するという趣向で、国指定の重要無形文化財とされています。茨城県つくばみらい都市の祭で二流派により開催され、8月23日は高岡愛宕神社の高岡流。8月24日は小張愛宕神社の小張松下流。

吉田の火祭り
北口本富士浅間神社と諏訪神社の秋祭りです。and富士さんのお山じまいの祭。8月26日の鎮火祭と7月27日のすすき祭と二日にわたる。神輿を担いで富士吉田のまちを練り歩いてからが圧巻、富士山の登山道に松明がともされ、市中が炎に染まります。

処暑次候
天地初めて肅し
ようやく暑さが収まり始めるころ

旬のことば
二百十日
二百十日は雑節のひとつで、立春から数えて二百十日。台風がやってくる日とされます、

    想い染川 渡らぬさきに
    浅さ深さを オワラ 知らせたや

ぐち(しろぐち)
白身で癖のないぐちを、刺身が極上。関東ではいしもちとも呼ばれる。塩焼きで良し鮮度のよいものはさしみで。

旬の果物
ぶどう
甲州巨峰ピオーネマスカットデラウエア。選ぶときは軸がしっかりして実の表面に白い粉が吹いているものを選ぶ。一度触ったら元に戻さない。果物が傷む。


by churaumi (2018-08-31 08:50) 

churaumi

都では日々の食べ物に悩むことがないという。文化というもの、親譲りなのだろう。然したるものがなくとも24節気に生きている。去年の今日なのである。人間として生まれて自然とともにある。生きている。旬旬しゅんもっとも良いものを最も安く。心豊かに戴く。父母に感謝。
     父親の 釣り師いしもち 母が焼く    あおざかな   
        


by churaumi (2018-08-31 09:13) 

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旬の行事
八月の第四土曜日。秋田県大仙市大曲で開かれる。2010年には百周年。
by churaumi (2018-08-31 09:27) 

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処暑末候
禾乃登るこくものみのる
田に稲が実り、穂を垂らすころ。

候のことば禾のぎ
芒とは、稲などの穂先に生えている毛のこと。稲や麦粟稗などの穀物の総称でもあります。

旬の魚介


暑くなるにつれて脂がのり、美味しくなる鰯。みぎり刺身ナメロウ。調理の時は開きは切り身は洗わないこと味が逃げる。酒が飲みたくなる。
by churaumi (2018-08-31 09:38) 

churaumi

筆を置き
旬を戴く
師走月

by churaumi (2018-12-20 12:51) 

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旬の果物
無花果
江戸時代に入ってきっと言う無花果は、初めは薬用であったそう。旬は8月の終わりからから10月にかけて実のなかに咲かせる白い花は、外からは見えず、花のない果という名前に。

旬の草花
きんえのころ
猫じゃらしの名で親しまれているえのころ草の一種にきんえのころがある。えのころとは、子犬のしっぽのようだからついた。秋の日が金色の穂にあたり、風に揺れる野は、懐かしい子供のころの遊び場。

旬の虫
まつむし
チンチロリンとなく声が、詩にも詠われるまつむし。すずむしと並んで、秋になく代表的な虫。平安のころ、山野で虫を捕ってきて鳴き声を楽しむ虫選や、飼っている虫の鳴き声を互いに競い合う虫合わせなどの遊びがあります。


by churaumi (2019-01-22 09:44) 

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白露
大気が冷えてきて露を結ぶころ。ようやく残暑が引いてきて、本格的に秋が訪れます。

赤とんぼ
空を眺めると、夏から秋へと移り変わっていくのを感じます。その空らにツイっと現れるのが赤とんぼ。なつあかね、あきあかね、のしめとんぼが、赤とんぼと呼ばれます。古くはトンボをあきつとよだそう。秋の虫という意味。そして日本の国の名前も昔、秋津洲といいました。野山をトンボが飛び交い緑も命も生き生きした国。そんな情景が目に浮かぶ。
by churaumi (2019-01-22 10:08) 

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白露
草の露白し

候のことば
重陽の節句
九月九日は重陽の節句。菊の節句で、長寿を祈る日です。昔は旧暦で数えたので、ちょうど菊の花盛りでしたが、新暦のこの時期は、少し早そうです。平安の時代宮中では菊を飾って鑑賞したり、盃に菊の花びらを浮かべて酒を飲んだり、詩歌を読み合ったりと雅でした。またさらに昔には収穫祭の意味合いの濃い行事で、栗の節句と呼ばれ、栗ご飯で祝い、感謝を捧げたとも言われます。

旬の魚介
島鰺
刺身もにぎりも絶品。旬は夏から秋。伊豆諸島でよくとれたから島の字がついたとか。また身に黄色の縦縞があり、島鰺ともいう。食感が良く旨みもしっかりしている。

旬の草花
秋の七草
萩 すすすき 葛 なでしこ おみなえし 藤袴 桔梗。
   秋野のに 咲きたる花を およびおり
   かき数ふれば 七草の花
                 山上憶良
 

by churaumi (2019-01-22 10:43) 

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旬の兆し
御山洗い
登山を楽しむ人達で賑わった後、富士山の閉山日に当たる旧暦7月26日ころに降る雨は、富士山を洗い清める御山洗いの雨、と山麓の人達のあいだで言い伝えられてきました。

白露 次候 鶺鴒鳴く
イザナギとイザナミに男女の交わりを教えたことから、恋教え鳥と。

候のことば
鶺鴒
チチィ チチィと鳴く。尾の長い小鳥が鶺鴒の一種、白鶺鴒。歩くときに尾を上下に振りながら地面を叩くようにする仕草は、石叩きと呼ばれます。日本書紀にも登場する。

旬の魚介
あわび
貝のご馳走食材。旬は8月から10月。日本で食べているのは、クロアワビ エゾアワビ メガイアワビ マダカアワビ。

旬の果物

みずみずしく、シャリとした歯ごたえが快い。旬は8月から10月。弥生時代の遺跡から種が見つかっている。クエン酸やアスパラギン酸を豊富に含んでいることから疲労回復に良い。
by churaumi (2019-01-22 11:16) 

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旬の草花
オシロイバナ
紅や薄紅、白絞りなど、様々に花を咲かせるオシロイバナ。
種のなかに白い粉のような胚乳があり、子供が指ですくってお化粧ごっこをしたことからオシロイバナという名前に。夕暮れに咲き翌朝にはしぼんでしまうことから、別名を夕化粧とも。
by churaumi (2019-01-24 13:13) 

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旬の行事
箱崎八幡宮の放生会大祭
博多箱崎八幡宮で千年以上の歴史を持つ祭。元は殺生を戒める仏教の儀式でしたが、合戦の続く戦乱の時代に、命をいくつくしみ、秋の実りに感謝を、と始まったそう。きれいなガラスのおもちゃ博多ちゃんぽんが有名。パペパペと音を鳴らして遊びます。

白露 末候
玄鳥ツバメ去る
ツバメが南に帰るころ

候のことば
鶏頭
花の名の由来は、雄鳥のトサカのような真っ赤な花を咲かせることから。
   鶏頭の十四五本もありぬべし    正岡子規

by churaumi (2019-01-25 10:02) 

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旬の魚介
昆布
奈良時代の文献に、すでに登場する昆布。昆布の旨み成分グルタミン酸は水に溶けやすいので、だしをとるときは、固く絞った濡れ布巾で表面の汚れを拭く程度に。水から煮だして、沸騰する直前に取り出す。

旬の野菜
なす
秋野菜の楽しみの一つは、やっぱり、なす。網であぶったなすに鰹節をかけて醤油で、酒のあてに。旬は6月から9月。夏にとれるから夏美と呼ばれ、なすび なす となったそう。薄紫の花を咲かせた後に、次々実を付けます。手軽に栽培できるので、家庭菜園でも人気者。

焼きなす
なすの額を切り、たてに四五回切り身を入れる。竹や箸で尻のほうから串刺し。焼いたときの水蒸気の通り道を作ります。焼き網で強火、全体をまんべんなく焦げ目がつくまで焼いたら、熱いうちに皮をむきます。皮をむいたら、ヘタを落とし、たっぷりの鰹節、おろし生姜をかけ、醤油をたらして喰う。

旬の日
空の日
9月20日は空の日。
  そらがあんなにあおいのは
  うみがうつっているからか
  ほしがすむくにだからか
        まど みちお 「そら」より
 



by churaumi (2019-01-25 10:37) 

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秋分
春分と同じく昼夜の長さが同じになる日のこと。これから次第に日の長さが短くなり、秋が深まっていく。山が装う。


秋のお彼岸
仏教用語、先祖供養の日とされます。豊作を祝い、感謝を捧げ、田の神様を祀る儀式がこの頃。


秋分 初候
雷声を収む
夕立に伴う雷が鳴らなくなるころ
入道雲から鰯雲へ、秋の空が晴れ渡ります。秋晴れ。日本晴れ。ありがたい。(新暦では9月22日から九月27日ころ)


旬のことば
おはぎとぼた餅
秋分の日にお供えするおはぎは、春にはぼた餅と呼ばれます。この二つは同じもの。秋に収穫したて小豆をそのままつぶしてあんにしたのがおはぎ、冬を越して堅くなった小豆を漉し餡にしたのがぼた餅、という違いがあったようです。春の牡丹、秋の萩に見立てて、ぼた餅おはぎと呼びました。

旬の魚介
はぜ
秋から冬が旬のはぜ。このころ型大きく味の良くなるものを彼岸はぜ、晩秋から初冬にかけて、産卵のため深場に移動したものをと呼びます。落ち鮎落ちはぜもどり鰹季節に生きる自然でありたいものだ。江戸前天ぷらの代表的なネタ。隅田川や佃島では、釣ったはぜをその場で天ぷらにするはぜ舟が行き交います。夏などに捕れるハゼは唐揚げに。


by churaumi (2019-02-15 12:02) 

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旬の野菜
松茸
香りの良さが万葉集にも歌われるほど「、古から愛されてきた松茸。旬は九月半ばから十一月初め。その香りは食欲を誘い、がん予防にも働きかけるとか。松茸ご飯にするときは、炊きあげる直前に松茸を入れます。加熱しすぎると、香りが飛んでしまうので。

by churaumi (2019-06-30 08:54) 

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旬の草花

彼岸花ひがんばな
一本の茎に六つほどの赤い花が咲き、空へ向かうようにめしべ、おしべを伸ばし広げる彼岸花。開花はまさに秋のお彼岸のころ。曼珠沙華とも呼ばれますが、その意味は天に咲く赤い花。水に晒して毒抜きした根は、飢饉の非常食でした。

by churaumi (2019-06-30 09:14) 

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旬の兆し

鱗雲うろこぐも鰯雲いわしぐも鯖雲さばぐも
気づけば、高い秋空。鱗雲鰯雲鯖雲が現れます。鰯雲が姿を見せると、鰯が大漁とか。鯖雲は鯖の漁期に出る雲とも、雲の文様が鯖の背中の斑点のようだからとも言われています。

 鰯雲 はなやぐ月の あたりかな    高野素十

             
by churaumi (2019-06-30 09:26) 

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秋分 次候
蟄虫戸を坯す すごもりのむしとをとざす

候の言葉
中秋の名月
旧暦8月15日の満月は、中秋の名月。またちょうど里芋の収穫時期に当たり、芋名月と呼び、豊作への感謝をこめて芋をお供えするならわしも。満月の前後の呼び名は十三やじゅうさんや 小望月こもちづき 十五夜じゅうごや 十六夜いざよい 立待月たちまちづき 居待月いまちづき 寝待月ねまちづき 更待月ふけまちづき と。一夜一夜の月に名をつけるほど、月が身近に、愛でたい存在としてあったのでしょう。また、十五夜が雲に隠れて見えないことを無月、雨が降ることを雨月と、雲の向こうの満月を呼びならわしました。


by churaumi (2019-07-05 11:30) 

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旬の魚介
さんま

すべてが国産、天然物、というサンマ。夏から秋が旬で、塩焼きは秋の絶品です。刺身で食べるようになったのは、比較的最近のこと。良質のタンパク質や脂質、血液をさらさらにするのはDHAなどが豊富です。選ぶときは、ピーンと皮が張り、背が青黒く光っているもの、黒目の周りが透明のものを。口先が黄色いのは、脂がのっているしるしです。
by churaumi (2019-07-05 11:42) 

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旬の野菜
里芋 さといも

稲作よりも古く、縄文時代後期より以前から日本に入ってきたという里芋。豊作に感謝する芋煮会などの行事が、古来秋に各地で催されてきました。旬は8月から10月。
by churaumi (2019-08-05 09:05) 

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旬の草花
紫苑 しおん

背の高い2メートル近くになる草から、紫の花びらに中心が黄色い花を咲かせる紫苑。平安時代から薬草や鑑賞に親しまれてきました。紫苑という色の名前にもなり、紫苑の着物の描写が、枕草子に登場します。中秋の名月の頃に咲き、別名を十五野草と。


旬の兆し
茅場 かやば

昔は集落のそばに、茅場と呼ばれる広いすすき野原がありました。毎年刈り取っては茅葺き屋根や、牛や馬のえさにしたそう。乾燥したススキは雨にも強く、暖炉の火などで燻されてさらにじょうぶに。刈り取られた後は、春に下草が生え、花が咲き、やがてまたすすき野穂波へと。


旬の行事
ずいき祭

ずいきとは里芋の茎のこと。へぇそうなんだ。野菜や乾物などで飾りつけたずいき神輿を祭るなど。秋の収穫に感謝を捧げる祭です。千年以上の歴史を持ち、京都の北野天満宮で毎年10月十一から十五日に開かれます。
by churaumi (2019-08-05 09:46) 

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秋分 末候
水始めて涸れるみずひじめてかれる

田から水を抜き、稲刈りに取りかかる頃。たわわに実った稲穂の、収穫の秋まっただ中です。新暦では10月3日から10月十日頃

候の言葉
稲の実り

夏に花を咲かせたのち、実った穂が垂れ下がり、いよいよ稲刈りの時期が訪れます。実りの早いのを早生、遅いものを晩稲おくて、その間のものを中稲なかてと呼ぶそうです。また水田で育った稲は水稲、水を張らず、畑で育てた稲は陸稲おかぼと言います。

  秋田の田の穂の上へに置ける白露の
   消ぬべくも吾は思はゆるかも    詠み人知らず

by churaumi (2019-08-08 11:29) 

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旬の魚介
とらふぐ

下関市南風泊港のふぐの初せりは、秋の風物詩。旬は鍋の季節。産卵前の冬です。淡白にして旨味がぎゅっと詰まった味わい。ふぐ刺しふぐちり、焼きふぐ、唐揚げ、白子・・・・・・。いずれもうっとりするほどのおいしさです。毒を抜いた身欠きをガキを買いますが、身が白く透き通ったもの、つやがあるものを。土鍋に水を張り、昆布を入れて小一時間ほど寝かせます。火に掛け沸騰直前に昆布を取り出して酒と塩を。ふぐの身欠きは熱湯を全体に掛け、水にとり、汚れや血を洗い流して水分をよく拭いておきます。鍋にふぐを入れ、野菜も投入、ネギや大根おろしと一緒にポン酢で、頂きます。
by churaumi (2020-05-09 12:03) 

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旬の野菜
銀杏

銀杏の葉が黄色く染まり、丸い実をつけます。熱した実が落ちて、あの特有なにおいがする外皮を除くと、堅いからに包まれた果肉が出てきます。それが銀杏。殻をむいて、塩ゆでや塩炒り、あるいは茶碗蒸しに。旬は九月下旬から11月。
by churaumi (2020-05-09 12:19) 

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旬の草花
金木犀

つやつやした常緑の葉に、橙色した小花が沢山咲き始めるのは、九月下旬から十月上旬。手のかからない金木犀はすくすく育ち、小鳥が舞い来ては遊んでいく。近くを通りかかると、あの金木犀が咲いているな、とわかるほど、甘い香りが特徴的。
by churaumi (2020-05-09 12:25) 

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旬の行事
花馬祭

鞍から倉飾りを広げた三頭の木曽馬が、笛や太鼓とともに神社へ行列をなして練り歩く祭。十月一日、長野県南木曾町の五宮神社にて。
by churaumi (2020-05-09 12:30) 

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寒路かんろ
寒路とは露が冷たく感じられる頃のこと、空気が澄み、夜空にさえざえと月が明るむ季節です。

釣瓶落とし
秋が深まり、日が傾いてきたかなと思うと、あっという間に空が茜色に染まり、日が沈んでしまいます。釣瓶落としとはそんな秋の夕暮れを言うことは。井戸から水をくみ上げる滑車を使った桶の小Tですが、日の沈む早さを、井戸の底へ釣瓶がさーっと落ちていく様子にたとえます。公園で遊んでいる子供たちが、一目散に家へ帰った幼い日の記憶に重なるように、真っ赤な夕焼けには胸を締め付けられるほろ苦さが。
by churaumi (2020-05-09 13:18) 

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寒路初稿
鴻雁来る

雁が北から渡ってく頃。その年初めて渡ってくる雁を初雁という。新暦ではおよそ10/08から10月12日頃

雁にいろいろ思いあり
葉鶏頭とも雁来紅とも。日いけ細川理事の話が思い出される。
雁来紅はよく水が上がっています。銅器も良いですね。専門家でもなかなかこうまで評する人は居ないそうだ。有り難い華族です。

候のことば
菊とおくんち

九月九日の重陽の節句は、菊の節句ですが、新暦の頃にはまだ菊は花を咲かせません。それが旧暦の九月九日ころになると、開花の時期を迎えます。たとえば、新暦から一月遅れの十月九日頃に長崎の諏訪神社で催されるのは、長崎くんちという御九日祭。男手が数人がかりで大きな傘鉾の龍を舞わせる蛇踊りや御座船の曳き物などを晴れ晴れしく披露します。菊の見頃に、秋の収穫を祝う祭が各地で行われるのは古来あるこの季節のなわらしです。
by churaumi (2020-05-09 14:39) 

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旬の魚介
ししゃも

産卵期の十月が旬のししゃも。漢字で柳葉魚と書くのは、柳の葉がししゃもになったというアイヌの伝説からだそうだそう。一般に出回っているのは干物ですが旬のししゃもは刺身も旨い。魚市場では樺太ししゃもと区別して本ししゃもと呼ぶことも。

by churaumi (2020-05-09 14:51) 

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旬の野菜
しめじ

香り松茸味シメジ のことば通り、シメジは旨味に満ちています。本しめじは、広葉樹や赤松などの林に自生する野生種のこと。よく出回っているのはブナシメジで種類が違います。シメジの名前でお店に出回っているものはヒラタケの一種。野趣あふれる、ほんしめじは年々希少になっているとか。ほんしめじの旬は九月から十月。
by churaumi (2020-05-09 14:58) 

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旬の兆し
雁渡し

晩秋、雁が海を渡ってくる頃に吹く北風が、雁渡し。また青北風とも言われます。灰がかかった曇り空と、冷たい北の海の間を、渡り鳥が群れをなして飛んでくる姿には、その懸命さにはっとさせられるときがあります。
 草木より人翻る雁渡し     岸田稚魚

by churaumi (2020-05-09 15:06) 

churaumi

細川氏
雁来紅の前
足止まる

清和源氏の
尊い文化
           
by churaumi (2020-05-13 12:54) 

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春の草花
ななかまど

山で見かけることも、北国の街路樹として、出会うこともある。初夏には枝先に白い小花を咲かせ、秋には紅葉し、真っ赤な丸い実が房になって実ります。雪の降る頃には、白に赤い実の色が際立ちます。7度釜に入れても、燃え残るほど、燃えにくい木のたとえから、その名がついたといいます。
by churaumi (2020-05-13 13:02) 

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寒路次候
菊花開く
菊の花が咲き始めるころ。
菊は初め薬草として、奈良時代に中国から伝わったとか。(新暦で、およそ10月13日から10月17日ごろ)

候のことば
菊枕
旧暦9月9日の、重陽の日に摘んだ菊の花びらを、乾かして詰め物にし、菊枕にします。菊の香り漂う寝心地に、恋する人が現れるともいわれ、女性から男性に贈られたそうです。漢方では解熱に用いる菊は、邪気を払い、長寿を得るとされます。
     采菊東蘿下
     悠悠見南山
                 陶淵明「飲酒24首」

by churaumi (2020-05-13 13:50) 

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春の魚介
はたはた
秋田の郷土料理には欠かせない魚が、はたはたです。白身には旨味があり、ぶりこと呼ばれる卵にはこくがあって、口の中でプチプチとした食感が広がります。旬はぶりこを持ち始める10月。はたはたを塩漬けにして発酵させた魚醤は、しょっつるといって、鍋のだしをはじめ料理の調味料として活躍します。
はたはたを焼いて食べるのは
北国の子供のごちそうなり
         室生犀星「はたはたのうたより
」       
by churaumi (2020-06-02 14:01) 

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旬の果物
栗くり
日本にかぎらず古来より栗は、身近な食物でした。旬は9月から10月。多く出回っているのはニホングリ。また天津甘栗の中国栗やマロングラッセに使われるヨーロッパ栗などがあります。栗に含まれるビタミンCは、豊富なデンプン質に真もまれて、加熱しても壊れないそう。鶏肉や里芋と食べると、疲労回復に。
by churaumi (2020-06-02 14:15) 

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旬の兆し
菊晴れ
菊の咲く頃に青空が晴れ渡ることを、菊晴れといいます。菊は仙人のすむあたりに咲く花とされていたそうで、古くは菊に降りた朝露で体をぬぐう菊の被綿を行って、長寿を願ったとか。気持ちよく晴れた秋空は、それだけで心身が穏やかな一日を過ごせそう。
by churaumi (2020-06-02 14:23) 

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旬の行事
神嘗祭かんなめさい
五穀豊穣に感謝して、その年とれた米の初穂を天照大神に奉る伊勢神宮の祭が神嘗祭です。神の饗からきた言葉とか。驚あえとは、食事でもてなすという意味。
by churaumi (2020-06-02 14:29) 

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寒露末候
蟋蟀戸に在り
きりぎりすが戸口でなく頃。山野に出かけて虫の声を楽しむことを、虫聞きと。新暦ではおよそ10月18日から10月22日頃

候のことば
こおろぎかきりぎりすか
この候の「蟋蟀」は、こおろぎか、きりぎりすか?諸説在りどちらとも定かでないようです。ころろぎの鳴き声の風情は、早くも万葉集に歌われていたとか。またきりぎりすは別名を機織り虫と呼ばれていたよう。由来は、なく声がギーチョンギーチョンと機織りのように聞こえるから。秋が深まり、野をにぎわせていたはずのきりぎりすやこおろぎが、明かりや暖かさに惹かれてなのか、人の住まいにこっそり近づくさまを想像すると、ほほえましく思えます。
by churaumi (2020-06-02 15:11) 

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旬の魚介
鯖さば
塩焼き味噌煮、しめ鯖刺身。脂ののった鯖は、味わい方様々。秋鯖といわれるとおり、旬は秋から冬にかけて。国産の真鯖は希少で、お店に並ぶのは多くがタイセイヨウサバだそう。青魚の大さまといわれる栄養豊富で、鯖の脂血液をさらさらにしてくれます。傷みう安いので、選ぶときは身が硬く、青光りしている新鮮な物を。

青魚
なんと読むなのうだろうか。俳句を始めたころ、音ですか訓ですかとご本人に尋ねたことが思い出される。もう温ねることもできない今になってしまった。最近知ることとなった。あのとき見てあげようかといわれたとき、お願いしていれば、もっとよりおおらかなお人柄に接していることができていただろう。人の人生には割り込むことのできないほど、日々忙しい先生が居るものである。もう少し図々しくあればなあと、おもう。時々いただいたはがきに俳句がある。人はこうある。なのだろう。三代を見て、ありがたく。

by churaumi (2020-06-04 12:47) 

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旬の果物
柿が色づくと医者が青くなる、といわれるほど栄養豊富な柿。ビタミンCを多く含み、風邪の予防に一役買います。二日酔いに良いともいいますが、渋みのもとのタンニンがアルコールを分解してくれるおかげ。旬は10月から11月。へたに張りがあって、皮に張り付いているものが新鮮です。
by churaumi (2020-06-25 11:33) 

churaumi

旬の野鳥
真鶴
冬になると、中国の北の地方やモンゴルから日本に渡ってくる真鶴。頭からのど、首の後ろにかけて白い羽毛でおおわれ、翼を広げると二メートルほどになります。
  若の浦に潮満ち来たれば潟おなみ
   芦辺をさして鶴鳴き渡る
             山部赤人

by churaumi (2020-06-25 11:42) 

churaumi

旬の行事
鞍馬の火祭
かがり火を焚いた町中を、松明を持って練り歩く、京都由岐神社の例祭が、鞍馬の火祭です。平安時代に、由岐明神が京都御所から鞍馬へ遷されたとき
、道々に鴨川の葦をかがり火としたことから、始まったそう。サイレイヤ、サイリョというかけ声は「祭礼や、祭礼」の意味とか。持ち寄られた松明は、最後に鞍馬寺の山門前にひしめき合います。毎年10月22日。
by churaumi (2020-09-28 11:21) 

churaumi

霜降
霜降とは、朝夕にぐっと冷え込み、霜が降りるころのこと。はじめは山のほうで、12月に入ると平野にも霜がやってきます。

どんぐり
くぬぎや楢、樫や柏の木のみが、どんぐり。まんまるいものから、先のとんがったものまで形はいろいろ。縄文時代には、しぶぬきをして食べていたと言われますが、種類によってはほのかな甘みがあるものも。秋のどんぐり拾いは、子供たちの遠足の楽しみです。
  どんぐりが ぽとぽとり
  やぶのなか ころころり 
       工藤直子「どんぐり」より

by churaumi (2020-09-28 12:21) 

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