おきにいり

窯元祭で購入。京都の焼き物を皆が支えている。料理店主も、華道家も。茶道家も皆顔見知り人の輪、文化の輪。皆が時代を紡いでいる。素晴らしい文化の都である。家々に栄えあれ。

であい

「なんでわたしがいかねばならないのか」陰陽師Ⅱの中で源博雅が牛車の中でつぶやく。御所から出て一条戻り橋の手前、ここに楽美術館がある。ほとんどの展覧会を見ているのであはなかろうか。本物に出会うことが、心の充実充足である。以前大好きなNHKの日曜美術館で林屋晴三氏がちゃわんというものは持ってみて唇に触れてみてわかるものだといわれていた。本物と出会う。茶の湯をたしなむものとして、ここ楽美術館に通うことが、本物と対峙できる機会なのである。宇宙の歴史から見ればの不可能といえる一瞬の出会いである。人との出会いもまた奇跡といえることであろう。大切にしたいものだ。今日私はここで村雨に出会った。