季節 [茶道]
この国の都は秋がうつくしい。道道の風情。路地のたたずまい。庵のしつらえ。会記を読む。お待合のお軸。本席のお軸。花に花器、香合。心待ちなご亭主の出で立ち、着物に帯と、正客はうるさい。女性は身を飾る季節の和服がある。我々は楽しみにしている。いつか正客も季節を纏ってやろうではないか。
春山淡治にして笑うがごとく
夏山は蒼翠にして滴るが如し
秋山は明浄にして粧うが如し
冬山は惨淡として眠るが如し
残りをこうありたい
ありがたい [茶道]
今日は御茶友の招待で圓徳院茶会。御茶友というものはなかなか出来ないものであるが、取っ付きにくい先輩であるが、私には懇意にしてくれる。茶暦、見識ともに優れた茶人である。上座下座ともに勉強になることしきりである。大切にしなければならい方である。いつまでも京都茶会に必要な方である。いつまでも正客をつとめる男の勇姿を見せてほしい、元気であってほしいと思います。この一席は、五人ほどで、正客はあの有名な庭師である。京都の歴史を育んでこられた方である。お相伴できることが有り難い。院内を回って説明してくれた。有り難い経験である。御茶友に感謝です。