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都都逸Ⅵ(どどいつ) [文学]



むかし関白 今日に生きる  醍醐の花見 いまもなお  (上記写真 関白秀吉の醍醐の花見)

 
そっとさしだす 白魚のような 御手にみいるは わたしだけ 

君がさしだす おうすの所作に 時のとまりし こまの中

点てたあなたの おうすをもてば 想うすがたも あわせのむ

好きとあなたに 近づくわたし そっと離れる 左腕

好いて好かれて あなたと二人 早くおいでと エレベータ

舞の手先に 視線を送る 帰る瞳に まいこはん

舞台真ん中 着物姿の きみのおどりに 胸騒ぎ

京にありて 主の思いは 作ってほしい 炊き合わせ

鱧の季節が 鮎へとかわり 沿うていたいは はじかみか

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