苔寺 西芳寺 [文化]
往復はがきにて参拝申し込みをした。希望日午後一時からの予約で、返信はがきが来たときは嬉しかった。入り口にてお坊さんに返信はがきを渡して、境内に入る。今苔寺にいる。感動である。栞には、西芳寺は1300年前聖徳太子の別荘として建立され、聖武天皇の勅願により、行基菩薩が法相宗の寺として開山された。その後浄土宗に改宗、鎌倉時代末期に夢想国師により中興開山、臨済宗になり現在に至っているとある。禅寺なのである。通称は苔寺。般若心経を三回唱えたあと、写経に入った。墨をつけ筆にて般若心経の一字一字を書くことに、経を唱えることと同じ効果を感じる。写経とは意外といいものだ。悟った気になる。この文化に同化できているのだろう。紅葉した庭園は、少し寒く感じられる。心字池を中心に庭園全体が苔むしている。苔のむすまでと言われるが、なんと長きに渡って、伝統文化としていきづいていることか。気が遠くなる。稀有な文化である。大切にしなければならない。
タグ:苔寺
コメント 0