茶道具 [茶道]
館蔵 茶道具取り合わせ展 ここの美術館本来の展示である。釜に始まる展示は所蔵の一部であるのであろうが、釜を掛ける先生方にとっては羨ましいかぎりの展示であろう。見るだけのものにとっても嬉しい限りである。良く先生には、本物を見る眼をやしないなさいといわれる。茶碗一つで国が動く真贋とはなんであろう。ただただ伝来にその重きを知るにとどまる。それより出ることは無かろうが、お道具との出会い、ふれることの出来るなら、その時代に心を移すことも出来よう。質素に展示されているお道具は、わび茶の茶会そのものでもある。今日のよき出会いに感謝である。また御当家に感謝である。もうすぐ初釜である、来る歳も、出来ることなら茶の湯に埋もれていたいものである。
上野毛の
五島の庭に
華の咲く
見入るお道具
ありがたきかな
by churaumi (2012-05-29 02:27)