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おけいこ [茶道]

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お薄を点てお正客が戴いたあと、お道具の拝見となります。棗と茶杓を出す。ここで気をもむのが、茶杓の銘。その月々の銘がある。気に入った粋なものと思われるものを、つかう。今月は、雪間の草 を使った。和歌に 花をのみ 待つらんひとに 山里の 雪間の草の 春をみせばや とあります。利休がとくに好んだ歌とされています。わび茶の世界では見た目の美しさより、その精神性が重視されているのであろうとおもいます。教えの中に、花はただ野にあるようにいけ とあります。ひとはまた梅や桜、山吹と美しい春を、春として慶賀してやまない。もうすぐ京の都は、醍醐寺の桜が、八坂の、山科の、井手の、桜花が美しく咲き誇るであろう。これほどにまた会いたいものがほかにあろうか。
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churaumi

葵来る
雅のなかに
染まりしも

流れのなかで
君は袖振る



by churaumi (2009-05-06 08:29)