美術館 [日本文化]
源氏物語絵巻 絵の考察 鑑賞。先ず絵を見た感想はこれほど知的優雅な精神文化の昇華はここにしか、また京都にしかない。これは日本人にしか創造の出来ない知性の華である。本物の源氏物語絵巻と対峙することが日本人にとり大切なことのように思う。五島慶太の蒐集に寄せる思いを酌むことも大切である。また対峙する人により思いはいろいろでもある。平安 江戸 大正 現代と違った世相の中で思いは変わっているでしょう。唯 本物を見る 対峙することが 真実を知らせてくれる。長く歴史の評価にさらされて現代に残る日本文化は、昇華されたものであろう。その考察を知ってみるのも良い。また先入観を持たず、己なりの入り方 見方でも良いのではなかろうか。我々は義務教育のなかで歴史や芸術も含め無味乾燥な言葉で教えられてきた。ロボットが人間の役に立つよう教育するプログラムと同じである。しかし五島美術館のありようは本物の日本文化を現代の日本人に教えようとしているように思える。五島慶太の真の思いは、この素晴らしい日本文化を継承する我々日本人に、誇りと自信を持って生きよと諭しているのではなかろうか。五島美術館の建物は寝殿造様式である。清楚ながらも気品のある建物、内装の落ち着きは気高く感じられる。五島慶太の源氏物語絵巻に対する思いが顕れているのだろう。いつまでも日本人の文化を残して欲しいと願っています。開館五十周年記念 特別展 国宝源氏物語絵巻11/3－11/28 10：00－17：00 大変な混雑が予想されるようだ。入り口は階段になっています。みなさんの迷惑にならないよう互譲のこころが望まれます。おもいやり、ゆずりあい、うつくしく見学しましょう。来れない方はこの機会に２０００円札に両替してお札で見るのも一興。
きみのすむ
やかたのへいの
たかきこと
このみをかえて
すずむしならば
by churaumi (2010-10-11 07:59)