桜

学校に桜がよく似合う。新入学生を迎える桜。進学校は一つの目標であり、人生の祝いの門出に、桜は美しく迎える。この環境が、日本の文化が、日本人を規律している。自然物をいとおしくあがめる人間たち。自然とのうつくしい調和こそ日本文化なのだろう。四月の新入学時、国を支える少年たちを迎えるこの桜は、日本人として心にやきつく。この国生まれてよかったと。ここで指導者として、人間学を学ぶ。よき伝統を受け継ぐ先輩を敬い、継承されている文化をまもり、のちの世に伝えていくことが日本人として生きている証なのだろう。礼。