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初釜 [感謝]

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年の初めいつも思うことであるが、初釜が一年の始まりである。今年も迎えることができた、これほどうれしいことはありません。いまここにあることに感謝である。元気で今日を迎えられた、社中と茶をいただける、いつも苦労する結び柳を床の間に拝見できる喜びはありがたい一言である。今年はお客様がお二方お見えである。知らないなかではないが、お薄のお点前に力が入る。毎年昔の社中から送られてくる一保堂の濃茶、鶴屋義信の花びら餅。何も変わらず、今年も初釜ができた。二席終わり酒席に移る。正月の懐石弁当は豪華なおせちである。一つ一つ箸にとりまめになり喜ぶ数の子もおまけである。ずいぶんと杯がすすむ。重ねる杯の数だけ幸せは多くふるまわれる。宴の後を見送る、みな楽しげある。いい茶会であった。