矢筈ススキ&源平下野

毎年大覚寺の観月会、お月見をおてつだいに行く頃に根元から5センチぐらい上を切る。面倒くさいけれど、矢筈が矢筈であるように、いつまでも源氏と平氏が仲良く咲きますように、思い遣りの鋏である。毎年の思い入れである。世の風の当たらない、小さな庭に平穏が、小さな思い遣りが咲いてほしいと思っています。師匠はおっしゃいます。当たり前はないのだよ、有り難く、有り難くと、ありがとう。