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炉 [茶道]

今月で炉が終わる。茶室の暖を取らなくてすむ季節に移るということだろう。季節の変わり目には、おもてなしの心は特段の変化を見せる。炉から風呂への変化。、お手前をするものにとって、作法の変化もあり、心構えが変わる。寒い寒いと来るお正客はもう無く、すがすがしい気持ちで来る。炉も、掛け軸も、花も。お点前さんのお召し物も変わる。われわれが日常的におもてなしを感じるのは、玄関先の水撒きであろうか。気持ちのいいものである。さりげない一輪挿しもうれしいものである。おもてなしの心は茶道から来ているといわれる。料亭の会席料理も茶懐石を元に変化したものである。お茶会の様をそのまま映したと言っていい。茶の代わりに日本料理がでてくる。京で思うことは料理を味わうのではなく、もてなしの心を遊ぶことなのではなかろうか。1000年経っても及ぶことは無かろうが、ありたいと思う。薄茶のお稽古2回、濃茶を2服いただいた。今日の茶は一段おいしい、どこのおつめなのであろうか。


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