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てんぷら [文化]

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京都駅の地下街をぶらぶらしていると、若い店員さんが、声を掛けている。見るとハゲ天の若い衆ではないか。吸い込まれるようにはいってしまった。うまいてんぷらは久しく食べていない。自分で揚げたほうがうまいと思っている。作るネタは一品、たまねぎだけである。京都の料理屋でもそううまいと思ったことは少ない。てんぷらはてんぷら屋に限るのである。てんぷらのよさは第一にその鼻を突く油の香りであろう。次に口の皮が一枚焼けるか焼けないかのその熱さである。身は生でも無く熱により硬くもならず、やはり熱い熱いと急ぎ流し込む様がいい。薄い醤油だしもいい、岩塩もいい、何も無くてもいい。この客との距離はどうしてもカウンターか座敷で揚げるしかない。この点京懐石では分が悪いというところか。まあ元々てんぷらはそそっかしい東夷の性分に会っているのであろう。てんぷらで一矢報いたというところか。えび2匹から始まる、冷酒との相性はまたいい。都の人もここのてんぷらを御賞味あれ。てんぷらはその揚げる板前さんの力量がその店舗の力量である。揚げる鍋に一番近いところに座ることをおすすめする。


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コメント 1

churaumi

ありがとうございます
是非 ここの
てんぷらを食べましょう
by churaumi (2008-04-29 07:35) 

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