山種美術館 [芸術]
今年初めての芸術鑑賞は日本画となった。山種美術館にて松岡映丘とその一門 山口蓬春 山本丘人 橋本明治 高山辰夫。映丘とその一門とあるが随分と画風が違うように見える。源氏物語に見る王朝絵巻を髣髴とさせる映丘。かたや丘人の荒々しい画風とでは共通点などさらさら無いとしか思えない。あるとすれば、画家の内に秘めたるもの捕らえかた、自分自身の捕らえかたなのであろうか。同じ日本画の中にあるものの、こうも表現、表情が違うものなのだろうか。丘人が好きだという。まだ初々しいといえる、この画家が、洋上の火山の前で動かない。確かに丘人の画風に似てはいる。裸婦も樹木も。アトリエに1週間も2週間もこもるという、絵が描きたくなるという。人はどのように見えているのだろう。画家とはこわい存在に思えてならない。いずれここに飾る日も来るのだろう。楽しみでもある。画は蓬春 芍薬。
2009-01-08 23:43
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コメント(3)
君がおり
千鳥ヶ淵に
桜咲く
by churaumi (2016-03-14 20:13)
やまたねの
みごとなさくら
ありがたき
たねじのおもい
たえこのむねに
by churaumi (2016-03-14 20:33)
七年の
画家の暮らしが
カンバスに
それが映丘と
きっと見えまい
by churaumi (2016-03-14 22:50)