手に触れる楽茶碗
久しぶりの楽美術館。年末から、年初にはここに行くと決めていた。その甲斐あってというのか、取り合わせに触れる機会が出来た。なんという幸せなことであろうか。床 雪窓老師筆 盛永宗興老師厘 花入 鶴首 覚入作 釜 「翫士軒」字入尻張 吸紅斎在判・書付 旦入に贈る 奥平了保作 水指 焼貫一重口水指 覚入 作 茶器 一閑折溜大棗 鵬雲斎在判 書付 茶杓 鵬雲斎供筒 銘 清楽 為楽美術館披露 広間床 雪月花 三千家家元合筆
茶碗 若松繪赤楽茶碗 長入作 吸紅斎好島台茶碗 旦入作 これだけの取り合わせが楽以外で出来るであろうか。初釜の取り合わせを、楽家所蔵の茶道具にて触れることができた。これは永劫にわたって茶の湯に浸ることの出来る証なのだろう。そう思うことにしたい。赤楽茶碗は意外と軽いように思えたが、楽茶碗では重いほうの部類とのことである。また島台茶碗 金箔 銀箔の二椀 はかなり重たいものであった。初釜に使用しており、金箔銀箔は何度も張り替えているようだ。高台は亀甲形であり、お目出度い、正月にぴったりの茶碗である。よき歳の始まりである。
御当代作
2009-01-12 21:19
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コメント(1)
楽美術館では
長次郎からの茶碗を
拝見させていただいている
この御当代の茶碗は
好きだ
しかし
楽は茶碗を見せるのではなく
茶を喫するための十職ではなかろうか
濃茶を点てたときにこそ
その美しさ現すのだろう
であれば
楽は黒ではなかろうか
利休が命を懸けるなら
楽も命を懸けるべきであろう
by churaumi (2009-04-01 20:27)