泉涌寺
御寺 泉涌寺 栞には、東山三十六峰の一嶺、月輪山の麓に静かにたたずむ泉涌寺。広く「御寺(みてら)」として親しまれている当寺は、天長年間に弘法大師がこの地に庵を結んだことに由来する。法輪寺と名づけられた後、一時仙遊寺と改称されたが順徳天皇の御世に当寺の開山と仰ぐ月輪大師がときの宋の法式を取りいれて、この地に大伽藍を営むことを志し、寺地の一角より清泉が涌き出ていた祥瑞によって寺号を泉涌寺と改め、嘉禄2年には主要な伽藍が完成した。この泉は今でも涌き続けている とある。御寺 御世 御という言葉の深さ 尊さを知る良い機会であった。御座所は仙洞御所より移築されたもので、襖絵は大好きな井手の玉川のようだ。やはり往時の都人は井手の桜を井手の蛙を山吹をこよなく愛していたのだ。
御心の
広き世界を
御寺にて
祈りのなかに
民の平安
by churaumi (2009-05-04 21:00)