東福寺 塔頭 芬陀院(ふんだいん) [文化]
東福寺は好きだ、紅葉の季節は、通天峡に多くの人が集う」。京の雅を心に映す。今は青楓の時。静かな寺はまたいい。ここ芬陀院は雪舟の手による庭といわれる。広い京の都でここは風を感じることのできる私の好きな場所である。市川亀次郎が最近のテレビで大徳寺を訪問。ここに風があり、禅寺の庭が完成されているという。それほど風は寺の庭には、必要なものなのであろう。芬陀院は小さな塔頭であり訪れる人も少ない。高山寺とここは共通点がある青楓の季節、訪れる人も少なく、風の音を聞きながら昼寝が出ることか。不遜といわれてしまうが、ご容赦いただきたい。それほど竹林の揺れ、風の音が子守唄になるのです。
膝枕を想いつつも座布団2枚を枕にタイムスリップしていく。雪舟の作庭による禅院式枯山水庭園を独り占めしながら、竹林のざわめきのなかに埋もれている。わたしはここが好きだ。
2012-07-08 20:09
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コメント(21)
京都最古の神社松尾大社には現代の作家 重森三玲氏の松風苑がある。金田さんに聞いて出会うことができた。上古の庭 蓬莱の庭 曲水の庭である。これほどの時代差があるにもかかわらず、存在できる作家の感性に驚きである。みやこはもう祇園祭に入っている。この夏も歴史の中にこころをひたすことができる。むくげは今年も迎えてくれる。
by churaumi (2012-07-09 08:18)
蒸し暑く
槿も咲いて
夏祭り
釘も使わず
山鉾つくり
by churaumi (2012-07-10 19:39)
梅肉で
鱧をつついて
夏の酔い
by churaumi (2012-07-10 19:43)
松尾さん
夫婦で嬉し
七五三
今も昔も
記念写真
松尾大社にて
by churaumi (2012-07-10 20:09)
唐橋の
袂におわす
フクロウが
焼き物になり
心を満たす
by churaumi (2012-07-11 20:14)
道を継
文化を守る
焼き物師
帝もおもう
たみの幸せ
by churaumi (2012-07-13 02:56)
緑色が深いですネ。(*´∇`*)
しんとした空間は、貴重です。
by つなみ (2012-07-13 11:19)
寺には、静けさをもとめて行くことがあります。又思わぬ静けさに出会うこともあります。修行場での静けさには緊張した落ち着きをおぼえます。非日常だから、よけいにかもしれません。
by churaumi (2012-07-13 13:50)
花の木に
連れ添うように
時雨路
by churaumi (2012-11-11 19:09)
ほろ酔いで
師走のみちを
芬陀院
吹く風のなか
おもう一年
by churaumi (2012-12-13 11:58)
竹林
ざわつく風の
青簾
by churaumi (2013-06-16 22:48)
盃に
映る紅葉を
飲み干して
注ぐあてもなく
酔いの重なる
by churaumi (2013-11-09 07:41)
たくさんの
瓢箪のある
この庵
亭主のおもい
ありがたくある
by churaumi (2013-12-05 19:50)
暮れてゆく
挙げるさかずき
赤赤と
この酔いのなか
今を飲み干す
by churaumi (2014-02-26 20:14)
野良公と
瞬きもせず
見つめ合う
瞳の中に
貧しき己
by churaumi (2014-02-26 20:24)
野良猫に
話しかけると
目をつぶる
人よりもより
人らしくある
by churaumi (2014-02-26 20:32)
人知らず
世を知らずこの
盃に
ながす剣菱
今人となる
by churaumi (2014-03-10 18:53)
この酔いに
在らぬ世界か
迷い来て
道のなき様
良きや悪しきや
by churaumi (2014-03-10 19:23)
東山
色ずく葉っぱ
飲み干して
by churaumi (2015-10-22 22:34)
生きて今
生かされて今
ゆく秋に
by churaumi (2015-10-22 22:39)
生きて今
生かされて今
ゆく秋の
来る月もまた
去る月もまた
by churaumi (2015-10-22 22:46)