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宵宮 [日本文化]

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八条から三条まで明るいうちの歩き。室町を行ったり来たり。めずらしく四条で酔いのなかである。人の渦流れの中で新町通り四条下がるここが酔客の今日の住処となる。窓の向こうは人の渦。コンチキチンの囃子の中でかさねるお銚子。お囃子の中に消えゆくわが身となる。なぜ宵宮で酔いたいのであろうか。もういつからかある。生まれて生きて人が過ぎて去りゆくものに残る憂いなく。ただただあるものの幸せを願う。今日の京の文化を東夷は貴族文化が好きなのだろう。そうなのだろう。



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