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はな [茶道]

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茶室の花はいつもご先生の強い思いがみられる。だんだん花の少なくなる季節はとくにくろうなさる。その日その時に、思いやりが咲く。私は今日のホタルブクロが好きである。可憐なよどみのない美しさ清楚なのである。花は季のもの。勝手利休が関白豊臣秀吉を茶室に招いた時の話が思い出される。露地に咲く朝顔をすべて摘みさり茶室に一厘咲かせる。極みであろうか。地上にはさまざまな種類の生物が固有種の文化を形成している。さるでもゴリラでも人間でもいろいろな種族がいる。そして優れた文化をこれ見よがしである。すてきことである。ひともまた文化を種族の証とほこる。文化を継承するものと触れるものでは大きな差はあるが同じ種族のなかで体現できることが生きがいであろうか。ひとは他のものの文化を尊重しなければならない。ほとんどの生き物は人間より長く文化を形成している。小さな虫にしてもしかりである。文化とはそれほど狭隘なものではなかろうか。文化はその種族の生存と密接である。静かに茶を点て、またいただくこの文化に、感謝しています。みだすこともなく、みだされることもなく、強く守らなければならない。
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