ありがたく

北野天満宮の梅も盛りを過ぎている。今年初めての梅林やはり老松の茶券と一緒にもとめ、入園する。沢山の國から沢山のお人が来ている。アジアからも多いが欧米が特にヨーッロッパが増えているように思える。文化芸術の先進国からなんてうれしい限りだ。こちらから行きたい国の人々が来る。いいよね。石原都知事のおかげであり、iocにはじまる欧米の支持があればこそである。沢山の内外のお客様が満足する旅のできることをねがっている。今日は松向軒の茶会。なんと数人の外国人が茶席を待っている。この日本文化に違和感のないすてきな人たちである。勿論みなさん帛紗バッグをお持ちである。本席二十二、三人であろうか。すてきな白人女性が目を引く、茶室の中で畳に正座してすてきな居ずまいである。これは文化と言うより育ちのもんだいなのだろう。どのような家庭で育ったのだろう。うらやましくある。今日のご亭主は 榊宗代先生。お父さんは書道の大家でありご存じの方も多い莫山先生。丹羽文雄筆迎人似花が迎え本席は後土御門天皇　天満大自在天神。ありがたいことである。ご亭主に感謝である 。主茶碗は黒楽一入造　銘果報　替黄伊羅保 釜は瓢箪吊り釜蓋置きは五徳なり。薄器は鵬雲斎大宗匠好正玄造七賢棗劉伶茶杓は鵬雲斎大宗匠作利休四百年忌好 利休梅蒔絵うつくしいお菓子は早蕨。今日のこの席にあり私も連客も皆果報者である。有り難いお軸を名残惜しく拝見してきました。この文化にいつまでも沿うてありたい。文化を継承される人に栄えあれとおもう。本席お軸有り難く心に残りました。