器に活ける [日本文化]
都の茶会もずいぶん通っている。いつもご亭主は会記に選りすぐりの茶器を載せておられる。お待合のお軸、本席のお軸、皆ご由緒のあるものが多い。風炉釜、お棚、風炉先屏風、主茶碗などなどいつも楽しいものである。今日は勝手違って、東山の陶器に嵯峨御流の花が咲く。普段は贔屓な席主が会記に載せている。時々陶芸家の先生と作品に茶室でお目にかかることがある。 東山の陶芸展は時々お邪魔している。このような会が定期的に開かれることに感心している。華道、茶道、陶芸が共同して自然に都の文化を作り上げている。都とはこういうものなのだろう。みごとである。1200年の文化を若者が引き継いでいる。 文化が継承されている。ありがたいことである。
2022-01-10 18:13