檜洞丸Ⅰ

週末の天気予報は、曇りのち雪。絶好のコンディッションである。待ちに待った西丹沢厳冬期登山が叶うのである。装備も整え非常食も用意した。これまで表尾根では十分なトレーニングも積んできた。楽しい山行は日々のトレイニングが頼みであるが、神頼みの部分も大きい。積雪期の登山は、ラッセルもあり、体力精神力の消耗が激しい。正月の登山同様、今回も天候に恵まれた。西丹沢自然教室より、目指すは檜洞丸山頂である。

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初登山Ⅱ

雪がちらほら、舞っているではありませんか。というより探し当てたというほうがただしい。待ちに待った、期待の雪なのである。もちろん私だけでなく、天候の悪さを突いてきた登山者はみな同じ気持ちのようだ。雪の写真を撮りに来たご老人もおいでである。私よりコースタイムは短いようだ。室温１７度、外気温４度。上層の気流が暖かく、その下の層が冷たい、ゆえに雪にならずとのはなし。悲惨なご高説であった。でも明日までは少しは積もろうかと、自分をなだめる。夕食はカレーライス、お代わりができた。登山は腹が減るからね。男は全員お代わりでした。寒い寒いといいながらお布団にもぐりこむ。ｍｍｍｍ。朝起きるとうっすらと雪が積もっている。外気温はマイナス５度。あちこちにえびの尻尾や、雨氷ができている。尊仏山荘に一泊して正解でした。朝８時ごろ二人ずれが登頂してきた。真っ暗な中登ってきたらしい、お見事。今日は一日４回登頂を繰り返す登山家か来るという。コースタイム３時間半を４回往復である。私が下山するまで３回登りで会った。やはりはなしは本当なのである。小屋のノートには登頂のたび記入あり。一日４回記入があるのだ。ことばも見つかりません。またひとつ教えられました。ありがとうございます。

初登山

今年初めての登山は塔の岳&丹沢山となりました。
気象庁予報部発表時点では、雨のち雪、これがきっかけで、登山を計画し実行に移しました。初登山は初雪になるぞ、嬉しくてたまりません。でも当日は曇り、４時起き、４時５５分には愛車にまたがり、目指すは、本所、松阪、吉良邸ではなく、渋沢、大倉、塔の岳。民家に車を預け。小雨の中をデッパ。傘を差しながらいつもよりは、速いペースで、歩き始める。土曜日であるが、さすがに誰にも会わない。天気予報は雨のち雪である。最近では初めてコースタイムで登った。禅僧のような、ボス鹿のような、良き出会いが続く。その日の、尊仏山荘の宿泊客は、四組五人。私を除くとみんな、毎週来る常連さんとのこと。することも無く、小屋でビールを頂く。不思議と、居る人ビールを注文する。雪も無く時間が有り余ってしまう、しかしゆきが欲しい。下山するをやめ、尊仏山荘で雪の降ることを待つことにした。ひまなので、丹沢山に侵攻。一時間のコースタイムだが意外とかかる。みやま山荘でうまいコーヒーを頂いて尊仏山荘へ帰路。