中村楼 [旅]
八坂さんの南門にある。ここからはねねの道伝いに、高台寺へと続く。いつから始まっているのか見当もつかない。老舗といわれる。北側にあるいもぼうも、老舗である。中村楼の鶴亀松はリニューアルして一周年とのこと
、お祝いの花がきれいに飾ってある。すし屋のごとく大きなカウンターといくつかのテーブルがあり、中庭を見ながら、老舗の味が気軽に堪能できる。今日は昼飯である。この時期、京ははもである。先付けに始まる料理は、はもから始まる。お造りもはもである。冬瓜、田楽、鮎、水菜と続き、豆腐のあんかけご飯、デザートは3種出た。洋風のものもあり、重たい懐石とは一味違った女性に喜ばれる献立である。老舗の伝統と現代感覚との調和。料理へのたゆまぬ努力が見られる。目で味わい、舌で味わう老舗の味である。日が落ちてからは、冷酒を頂きながらの懐石が楽しみである。茶会の前なので本日は、そうもいかない。ざんねん。
朝より
雲の峰立つ
九十九里
初島
by churaumi (2013-07-02 07:00)