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方円流 [日本文化]

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平成二十四年十一月四日 鷹峰常照寺月釜茶会 会記 担当 煎茶道方円流 村田裕園
初めての方円流茶会、何も知らない意外と落ち着いている。午前中は大勢さんのようであるが、午後のこの時間は、私たちだけのための遣芳庵での茶会とおもえる。煎茶は五人が一席のようだ。お点前さんが、五人分を立ててくれる。高座させていただいたので、正客のつもりで、ご亭主と話すことができました。みな静かなのでついつい。煎茶が初めてであることを告げて、今日の茶会楽しみたいとお話した。作法、お道具、こころ、ご丁寧にみんなこの一席でお教えいただいた。しあわせな時の共有である。一煎目玉露のしずくを口中で転がし味わう。玉露は深い味わいである。お菓子をいただいて、二煎目につづく。少し軽めの味わいである。利き酒のように、わずかな量で味わう。お菓子は一煎目の後まで左ひざ前に置く。作法とは大切である。お軸は喫茶去、今日の茶会はゆったりと茶を味わってほしいとの、ご亭主の主題である。お花にも主題がある。暖簾もまた。お道具のそれぞれに主題が存在している。ご亭主の思いをうかがうことが、連客の楽しみであるようだ。よほどの数寄者でなければ、お話を伺うまではわからないのではなかろうか。分からないので、余計にうれしくありがたみが湧くのであろうか。もてなしの心を知るとき、心は豊かになる。ことが命の輝きなのだろうか。永遠ではないことが、輝きなのだろうか。一期一会。


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花の木 [散策]

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天台宗の寺のこの庭に立つ花の木。ふる雨の中しずかである。青楓がすこし紅葉して、美しい。禅宗の寺と違って、木々が多く離宮の風情を残している。境内を散策していると、墓地が隣接していることに気付く。この寺も檀家さんが、生活の営みの中で守っているのだとおもう。由緒のある寺ゆえに、我々観光で見学、参拝に来る。くるときはいつも参詣、参拝という気持ちが大切と感じました。広い境内、つめたい雨の降る中、ひとの話に、温もりがある。


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主菓子 霜月 [日本文化]

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老松

このたびは 幣も取りあえず たむけやま
紅葉の錦 神のまにまに

菅原 道真



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