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染井会 [茶道]

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梨の木神社 染井会 在釜 町田宗絹。久しぶりの梨木神社。京都駅市バスA2より府立病院前で下車。初めての茶会楽しみである。鳥居をくぐると萩の出迎え、先月の萩祭りの短冊がたくさんついている。ひとつずつ丹念に見て歩く。染井の名水で清め、本殿を参拝をする。参集殿から入ると、皆さん沢山おいでである。盛会である。受付を済ませ、ピンクの小さい札をいただく。皆さん和やかに、おまちである。菓子席に入ると、今日のお道具の箱書きがたくさん並んでいる。会記は2枚である。お薄とお濃茶が出るようだ。お菓子のご銘は白菊、ご製は亀末廣さん。今日の茶会のために作られた、おいしい主菓子である。秋らしく芋と栗のきんとん、素材の美味しさが伝わる一品である。正客が決まったところで、濃茶席へ移る。ご亭主が参会のお礼を、正客が楽しみな茶会であることをのべる。ご亭主は町田宗絹。ご主人は裏千家町田業躰のようだ。玄々斎の時より宗家とおつながりがあるようだ。ご亭主のお話は、知らないことが多く実に楽しい。会記に見るように、なかなか見ることのできないお道具である。お濃茶の替え茶碗 赤 は長楽焼4代目小川裕嗣氏の作陶による。素晴らしい茶碗でした。今日のお点前は、袴姿の裕嗣氏である。連客にはお茶園の息子さんもおいでである。たまたま私の隣であった。お二方とも姿勢がいい。若武者ぶりである。


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茶室を変えてお薄席に着く。茶箱である。お道具はどれもなかなかお目にかかれないものばかりである。お干菓子は金平糖。桃雲会のお嬢さんのお点前である。よどみのない美しお点前を見せていただきました。お濃茶の時、お薄の時、点てだしをお運びしている皆さんの、立ち居振る舞い見事でした。歩くでなく流れるような動き見事でした。お着物もよくお似合いでした。わび茶の席が、華やかになります。ご亭主は宗絹さんの母親でしょうか。お道具のご由緒など流れるようにお話になられる。やはり風格を感じさせる。長く茶道にかかわっているのでしょう。そこにいるだけで、ありがたくおもえる。今日この茶会に出られたことに感謝しております。たくさん勉強しました。たくさんの人と話す機会を持てました。また教えて頂けたらと思います。つぎにお濃茶をいただく機会はいつ来ることだろうか。すべてが一期一会.


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会記
待合・菓子関
床    大徳寺435世大綱筆
菓子   白菊
器    玄々斎直書在判 
  本席
床    淡々斎筆 秋深稲雲熟
花    きのもの
花入   玄々斎作 銘 神鏡
香合   有楽好  琵琶
風炉先  玄々斎直書在判 玄々斎好 染付花菱紋
風炉   鉄山五徳 屋根釜添
敷瓦   織部花菱紋
水指   細
花入       瀬戸
茶杓   大徳寺418世宙寶松月作 銘 暁ノ霜
茶碗   淡々斎箱 黒          神楽丘文山造
替       黒 慶入造
替     赤               裕嗣造
蓋置       太宗直在判   竹
建水       太宗直箱 淡々斎好 口糸目 
      壬辰神無月二十一日 染井会 於虚中庵
                町田宗絹


  薄茶席
床    大徳寺四〇七世大順筆 関 
花    きのもの
花入   淡々斎在判共箱 尺八 銘 千代栄
結界   黒柿 遠山
鉄瓶    透 
 板   玄々斎好 常盤板
茶箱   一閑塗
器    玄々斎在判共箱 玄々斎好 木地
棗    玄々斎在判共箱 箔散小棗
茶杓      大宗直作 銘 喫茶去
茶碗    松の絵 黒
替     仁清写 菊の絵
替          雲鶴写
  茶筅筒 箔散 
  茶杓筒 緑
振出    赤絵
      染付
仕覆    古帛紗
建水    鳶
菓子    金平糖
煙 盆   丸手付
火入    志野
   壬辰神無月二十一日 染井会 於虚中庵
              町田桃雲会

お道具はすべて箱書き等、ご由緒がありましたが、一部書き漏れがあります。ご容赦ください。

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